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バフェットショック:米銀行株から金鉱株へと神様がシフト

投資の神様とも称されるウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、米銀行株を売却し、米金鉱株を買うという行動にでました。

ウォーレン・バフェットが金鉱株買いを行ったのは、珍しい出来事。これまで好んでいた米銀株は、かなりの株数を売却。ゴールドマン・サックス株は、全て売却し、保有株はゼロ。

金を嫌っていたバフェット氏が金鉱株を購入

バフェットが購入したのは、世界第二位の金鉱株バリックゴールド(NYSE:GOLD)。約2100万株を購入し、出資額は、5億6,300万ドル。

バフエット氏は、2018年の株主への手紙において、77年前にゴールドに投資したが、大きな成果は得られずと書いており、堅実な株式投資を推奨してきました。その彼ですら、金価格の上昇と通貨安の現状に心変わりしたのでしょう。

金の日足チャート

コロナ及び米国の分断・財政赤字拡大などによる米経済の先行き見通しについて不安を持った可能性。バークシャー・ハサウェイ全体のポートフォリォの中では、0.28%と少額ながら、方針変更に対して、株式・商品クラスタがざわめいています。

かつてのバフェット氏は、1942年に、金と株を投資した場合の、利益比較などで、株式投資の優位性を示していました。その彼が心変わりしたのです。ゴールドの売りフラグになるリスクもありますが、多くの株式投資家が同じように、心変わりしていくことも示唆しています。

●ウォーレン・バフェット氏による2018年5月5日:バークシャー・ハサウェイの株主総会にて

株と金の比較

アメリカの景気は良くなるため、ゴールドより株式投資が有利だと説明。

バークシャー・ハサウェイが金鉱株を買った理由

  1. バフェット指数などで見ても世界の株式市場が過大評価
  2. 金価格の上昇による金鉱株の収益増加を期待
  3. 現金に対するインフレヘッジ
  4. 銀行や航空株売却の穴埋め
  5. ドル安へのヘッジ

バリック・ゴールドについて

バリック・ゴールドはカナダの金採掘会社。カナダ、米国、オーストラリア、南米諸国で鉱山の運営、開発、採掘を展開。主要鉱山は米国ネバダ州のコルテッツ鉱山とゴールドストライク鉱山、チリのラグナス・ノルテ鉱山、ドミニカ共和国のプエブロ・ビエホ鉱山など。また、銅の生産や石油と天然ガスの所有権を保有。本社所在地はトロント。

2020年8月13日の終値は、27.14(8/13)ドル。

騒ぐツイッターの株&金クラスタ

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