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  1. ファンダメンタル及び中銀
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中国が、人民元自由化と年間5万ドルの外貨両替制限を変更すれば、巨龍の目覚めとなる

中国人民銀行が、米ドルを大量に溜め込んでいる可能性。そして、いよいよ中国が、外国為替についての壁を取り払い、海外への投資を許可する可能性が出てきています。これが、実現すれば、海外の不動産・株式・金価格・ビットコインなどの市場に大きな影響を与えることになるでしょう。

中国が、外国為替の5万ドル制限を外せば、巨龍の目覚め

●第一に、中央銀行は手間のかかる直接介入から遠ざかっています。

●第二に、銀行システム全体として、目的不明の大量のドル資産が蓄積されています。

1110億ドルのギャップ

中国は、外国為替に関する制限の強い国で、まだ自由化されていません。しかし、巨額な貿易黒字を抱える中で、人民元高に動きやすく、為替相場のコントロールは難しくなっています。

米中貿易戦争の中、米ドル依存を減らすため、外貨準備を調整することを目的に、ゴールドを買いあさり、ユーロなどへの分散も行っています。

アナリストの間では元高ペースが今後緩んだとしても、通貨高の継続は不可避との見方が広がっている。中国資産が持つ高めの利回りで国外からは本土債や株式への資金流入が続くとみられるほか、中国経済も新型コロナウイルス感染拡大からいち早く回復しつつある。為替市場の自由化は元の国際化を促す当局の長期計画の重要な柱であり、制限緩和はこれに寄与する。また、米国との対立が金融面にも波及する中で、ドル依存を低減することは中国にとって喫緊の課題だ。ブルームバーグ

スタンダードチャータードの大中華圏・北アジア担当チーフエコノミスト、丁爽氏は、人民元の自由化を行うタイミングは熟していると指摘しており、いつ、自由化の引き金を引くか分かりません。その時には、大きく為替相場が動くことになり、金価格への影響も必須です。

また、いよいよ、中国が、「海外の株式、保険、さらには住宅への投資を許可する」ことも考えておかなければいけません。

現在は、国民一人あたりの海外送金を5万ドルと制限しているため、海外の金融資産を買い漁ることはできない状態。

中国版金融ビッグバン

現在ですら、中国が金融市場に与える影響は大きい。

人民元の自由化・外貨両替制限の引き上げが、実行されれば、どうなるでしょうか。日米の不動産や株式は、買い漁る可能性がありますね。

その場合、中国資本を共産党がコントロールできるのだろうか。ビットコインにもかなりの中国マネーが流れており、21世紀の金価格上昇にも大きく影響を与えました。

中国の家計は、米国の世帯よりも150%も大きい金融資産を持っています。

巨龍が目覚めれば、金価格をはじめマーケットは、どうなるのでしょうか。

 

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