バンクオブアメリカは、2021年の金価格について、目標を2,000ドルに設定しました。2020年に、ゴールドは、2,000ドルに達した後、コロナワクチンの開発で下落していましたが、ロケットに再点火するのでしょうか。
バンク・オブ・アメリカは、2021年の金価格予想を2,063ドルに
バンクオブアメリカの2,000ドル予想は、こちらから:インベストメントウォッチ
バンク・オブ・アメリカのアナリストの話では、緩やかな下落を続けている金価格は、下げ圧力を克服して、年末までに、2,000ドルを越えて、安定するとの見通し。
年間の平均価格予測は、2,063ドルで、第二四半期に最高のパフォーマンスを出す可能性が高い。
最近の名目金利の上昇は、金価格の上昇をストップさせています。実際、世界的に、金利が上昇しており、金価格は、それに影響されて下げました。
フランス国債がプラス圏へと上昇
ついに、フランスの10年物国債利回りは、マイナス圏からプラス圏へと浮上!!
長期金利の上昇が止まりません💦
とうとうフランス🇫🇷 10年物国債利回り プラス圏 pic.twitter.com/B3R4Pidltc
— Yoshiko Matsuzaki (@LondonFX_N20) February 25, 2021
リスク②実質金利の上昇
期待インフレ率に牽引される形で名目金利が上がっても景気のブレーキにはなりませんが、実質金利が上がりすぎると経済活動が滞ります。
先程の金利のグラフを拡大してみると、今までは実質金利が低位横ばいだったのが、2月に入ってから少しだけ上がり始めています。 pic.twitter.com/ghXZrrXgXM
— 上原@外銀→投資家 (@uehara_sato4) February 24, 2021
2021年の金価格が、2,000ドルになる理由
バンク・オブ・アメリカのアナリストによる金価格が上昇する理由です。
- 金の宝飾品需要の減少:2019年には、世界の金需要の半分が、宝飾品だった
- 中央銀行の金売り:金価格の上昇と世界的なパニック。中央銀行は、年間650トン以上の金を売却
- 歴史的な経済刺激策とソブリン債務の持続不可能性
- パンデミックが収まるにつれて、インドと中国の消費者が、金の購入を強化する。
バイデン政権の2,000ドル給付も株式上昇やインフレに影響するでしょう。
最も被害の大きかったアメリカ人に直接救援金として2,000ドルを届ける仕事を終えました。#バイデン大統領 https://t.co/6EmE1HJOlG
— バイデン大統領ツイート日本語訳(非公式)解説付き (@JoeBidenTracker) February 4, 2021
しばらく、金価格については、インフレ進行と金利上昇の度合い。財政拡大のリスクなどとの兼ね合いで動くことになるでしょう。
銀価格の上昇について
また、ウェルズ・ファーゴのジョン・ラフォージ氏は、銀価格の上昇を予想しています。
銀価格は、長らく、安値が続いたため、新しい鉱山の開設や投資が行われていない。
一方、太陽光発電業界からの需要が高まったことで、貴金属の中では、銀が最も上昇する可能性が高い。
貴金属全体が、強気サイクルの中にあり、プラチナや金の上昇も期待できる。
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