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ジェローム・パウエルFRB議長は、市場の期待を裏切り、債券・株・ゴールドのトリプル安

パウエルFRB議長が、2021年3月4日のWSJ主催の会合で発言した内容により、金価格は、1,700ドルを割り込む下落。金利は上昇、株価は下落という小さめのパウエルショックになりました。

以前より、パウエルFRB議長は、少々のインフレは構わない。イエレン財務長官もインフレには対処できる。と発言しており、そちらとの整合性は取れている格好。

苦しい選択となるFRB:インフレ防止か株価暴落か

パウエルFRB議長が、インフレを容認するも、金利上昇で、ゴールドは下落しています。ハイパーインフレになれば、別ですが、少々のインフレは、金価格には、下落要因。

●金スポット・米株価 GMOクリック証券のCFD 2021年3月5日

パウエル議長のインフレ容認で、債券安(金利高)・株安・ゴールド安になる。

*量的緩和(QE)の変更には目標への実質的な進展見られる必要、一定の時間かかる

*インフレの一時的上昇見られた場合、忍耐強く対応

*財務状況の根強い逼迫なら懸念

*利上げ検討には最大雇用の達成と、インフレ率が2%に到達し、それを上回る水準に向かうことを確認する必要

*利上げ時期は雇用と物価安定の目標達成にかかっている

ロイター:パウエル発言

しかし、本当にインフレは制御可能なのか。それは、終わってみないと分かりません。すでに、今の経済世界は、ポイントプログラムや仮想通貨(暗号資産)により、中央銀行の管轄を超えるレベルのマネーがはびこっています。それでも、インフレは起きていない。

金融緩和では、上昇しなかったインフレ率。これは、政府による現金給付とロックダウンによる供給網寸断で、上昇の兆しを見せている。これが制御できるレベルなのか踏んではいけない虎の尾だったのかは、時間が立ってみなければわからない。

そして、パウエルFRB議長は、物価高騰=インフレを選ぶことにしている。

  • 第一の選択肢:インフレを止めるために、金融緩和を止める。ただし、株価は暴落する可能性がある。経済も止まる可能性。
  • 第二の選択肢:株価を支えるために、金融緩和を続ける。ただし、インフレが起きる可能性がある。

この2つの選択。現状、激しいインフレが起きていないため、第二を選ぶ方が簡単。緩和を止めて、株価と経済を死なせるわけにはいかないでしょう。

パウエル氏は物価高騰を選択したようである。これはBridgewaterのレイ・ダリオ氏が早くも去年に予測した通りである。彼は現金給付などの財政政策で膨らんだ莫大な政府債務の行く末として緊縮財政による返済とインフレによる物価高騰などを挙げた上で、政治的に一番ありうるのは物価高騰だろうと指摘していた。

紙幣印刷はもっとも便利で、もっとも誤解されやすく、もっとも行われやすい債務縮小の方法である。

実際、紙幣印刷は債務の急な縮小を和らげ、この金融上の富を供給する代償として誰が富を取り上げられる被害者になるのかが分かりにくい(しかしそれは実際には通貨と債券の保有者全員である)。グローバルマクロ

もちろん、パウエル議長をはじめFRBの面々は考えているはず。インフレが激しくなれば、緩和を止めて利上げを行う。綱渡りかもしれないが、それしか方法がない。目の前にあるハードルを乗り越えない限り、遠くにあるインフレに挑戦することすらできないと。

パウエルFRB議長のインフレ容認・緩和を止めない発言で市場は動く

FRBの動きで、ゴールドや株が動く。このリンクが密接すぎることは問題。パウエルプット発動せずとの嘆きも。落ちる花瓶をつかめなかったパウエルFRB議長。

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