オーストラリア(RBA)の金融政策決定会合では、事実上のテーパリング示唆ということで、豪ドルに買いが入りました。
今後、コロナからの回復に伴い、各国の中央銀行が、テーパリングを始めるでしょう。株価と金価格は、乱高下のリスクが高まっています。
テーパリングによって、長期金利や実質金利が上昇していけば、金価格にマイナスの要素ですからね。
しかし、長期金利が上昇してもインフレで、実質金利が上昇しなければ、金価格は下がらない可能性があります。
オーストラリア(RBA)のテーパリング示唆
RBA①
・政策金利と3年国債利回りの誘導目標を0.1%に据え置き決定
・YCC目標は引き続き24年4月償還に維持
・債券購入は少なくとも11月半ばまで週40億豪ドルペースで実施
・さらなる見直しを11月に実施
・貸出基準が維持されることが重要
・住宅の借り入れ動向を注視
・景気回復は予想より強い
→続く— 石川久美子 (@KumiIshikawa_FX) July 6, 2021
#オーストラリア RBAの政策決定会合。2つのサプライズ(ANZ)。1)QEの縮小:毎週の国債購入額を50億ドルから9月から40億ドルに縮小。2)フォワードガイダンスの変更:利上げ条件が整うのは「早くて2024年」から「2024年」に変更。米ドル110.83円、#豪ドル 84.08円、NZドル78.62円、15時39分
— 上西英雄 (@HideoUenishi) July 6, 2021
これからはFRBだけでなく、それぞれの国がテーパリングを示唆するのでしょう。メヒコは既に利上げしたし。慣れれば材料ではなくなってくる。NZも11月利上げとか言われているし。FRBより我慢出来ない中銀もある
— 野村雅道 FX湘南(山下公園、稲取港、横浜田園) (@nomurafx) July 6, 2021
RBA声明
・QE3は11月中旬まで。現在の週5bn豪ドル→週4bn豪ドルへ減額
・YCC対象債券は2024年4月債に維持テーパリングへ向けて舵を切った内容だが豪ドル相場は売りで反応。
マーケットの期待が高過ぎたのかもしれない。— M (@YOLO_surffit) July 6, 2021
テーパリングかゴルディロックスか
FRBがどう動くか。引き続きゴルディロックスムードも
🇺🇸やや上昇 金利低下
6月の米雇用統計は85万人の雇用増で、市場予想(70万人)を上回りました。FRBのテーパリング議論が進む可能性がありますが、市場ではすでにテーパリングへの備えが広がったためか、株安につながっていません。長期金利はむしろ低下。ゴルディロックスのムードが続いています https://t.co/hrjFbvBx3H pic.twitter.com/uJFP4InCHp— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) July 2, 2021
Fedに関してはテーマがテーパリングから利上げ時期に移りつつあると思うんだけど、現時点の織り込み度だと2022年末まで据え置きは30.8%しかない
6月FOMCのドットチャートだと2023年に0.25%の利上げが2回 pic.twitter.com/5js3FomuJd— 山手 (@zb4vg1rZbk) July 5, 2021
テーパリングと金価格
金上昇はテーパリング開始の議論が始まるQ321と思ってましたが、FRBのスタンス変化でなくなりました。
足下、長期金利低下で実質金利で説明可能な基準金価格は1,600ドル程度となっており、リスク・プレミアムを150ドル程度とすると1,750ドルが目先の下値です。
後は利上げの実施動向に左右されます。— Naohiro Niimura 新村直弘 (@nniimurarisk) June 21, 2021
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