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バーゼルⅢが金価格に与える影響。2,100ドルそれとも下落??

バーゼル銀行監督委員会が制定するバーゼルⅢ。このいわゆるバーゼル規制により、金価格に大きな影響を与える可能性があります。

リーマンショックをきっかけに、大手銀行のリスク管理をしっかり行おうとしているのがバーゼルⅢ。この中に、金をリスクの高い資産である「Tier3資産」から現金・通貨と同じクラスの「Tier1」に変更するというルールがあります。これが実行されれば、金価格は値上がりする可能性があるといえるでしょう。とはいえ、バーゼルⅢが、金価格にどのような影響を与えるかは未知数です。

バーゼルⅢが、金をTier1資産へ

※ただし、Tier1に割り当てられないゴールドもあって、話はより複雑。

バーゼルⅢ 金をTier1資産に ペーパーゴールドの行方は??

バーゼルIIIは、わが国を含む世界各国において2013年(平成25年)から段階的に実施されており、最終的には、2028年初から完全に実施される予定になっています。バーゼルⅢとは:日本銀行

2021年6月28日、欧州の銀行。2022年1月1日に、英国の銀行に発行するバーゼルⅢ。どのような影響が出るかはまだわかりません。

バーゼルⅢの2つの特徴
バーゼルⅢは、内容の改定に伴い従来のバーゼル規制とは異なる特徴が見られる。具体的には、「自己資本の質・量の強化」「レバレッジ規制・流動性規制の導入」が特徴だ。こうした変更によって、金融市場の安定化に向けた取り組みがより一層加速すると考えられる。

●自己資本の質と量の強化
自己資本を「Tier1(内部留保や普通株式、優先株式など)」と「Tier2(期限付の劣後債、一般貸倒引当金など)」に分類している点がバーゼルⅢの特徴。また、Tierの中でも特に損失吸収力が高い自己資本は「普通株式等Tier1」だ。バーゼルⅢとはなにか

ゴールドとバーゼルⅢ:Tier1資産に入らない金

ゴールドについては、貴金属が最もリスクの高い資産クラスであるTier3資産から現在現金と通貨に指定されているTier1資産に再分類されていることです。この変更により、割り当てられていない金の売買がより高額になる可能性があります。

これは、バーゼルIIIに新しい安定調達比率(NSFR)要件が含まれているためです。この要件では、貴金属取引の資金調達と清算に対して銀行が85%の安定調達(RSF)を保有する必要があると規定されています。これは、バーゼルIII以前のレベルである0%からの大きな変化であり、株式を保有するのと同じレベルのリスクと同等にすることで、未割り当ての金を保有することをより高価にします。Basel III to trigger ‘liquidity squeeze,’

GoldexのCEO「シルビア・カラスコ」氏の意見では、Tier1に割り当てられない金について、莫大な資金が必要になると指摘。

  • Tier1に割り当てられる金:現物の金。物理的に存在している金
  • Tier1にならない金:信用で取引されているペーパー的な金

これが実現されれば、ロコ・ロンドン取引のようなスポット金売買がリスク資産とみなされる可能性があります。

カラスコ氏は、バーゼルⅢ側がこの金をシステムリスクとして認識していると指摘。つまり、一つの金を題材に、多くの顧客に書類上で売買されている可能性がある。

ペーパーゴールドのことは、猫組長やガンドラック氏が、以前に警告を発しているように、存在している以上の金が販売されています。

豊島逸夫氏もロコ・ロンドン取引について、何らかの落とし所を見つけるのではと指摘しています。

実際には巨額の現物金の在庫を英ロンドンに置き、所有権移転を貸借記して決済する。これをロコ・ロンドン取引と呼び、スポット金売買の世界基準になっている。問題は、この金市場特有で「混蔵保管」と呼ぶ保管方式をバーゼル3は例外扱いせず、「Tier1」として認めていないことだ。このままゆくと、「混蔵保管」方式に対する安定調達比率(NSFR)は85%となる可能性がある~

一般投資家には、この件で、金の現物に買いが集中して金が暴騰するごとき極論が語られていることに注意を喚起したい。金市場が崩壊するというシナリオまで、バーゼル3という難解な銀行規制を利用して、まことしやかに語られる。日経新聞:バーゼルⅢ

カラスコ氏は、金の需要が増加。流動性がなくなり、金価格が上昇するというシナリオを唱えています。2021年最後の四半期に、大きな影響が出てきて、年末までに2100ドルを超える可能性ありとの予想。

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