金属光沢はなにゆえ、美しく輝くのだろうか?

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金属は美しい金属光沢をも持つ。最上の輝きは金の持つゴールド色。なぜこのように美しく輝くことが出来るのかその秘密を探ってみる。

金を含む金属の輝きは王者の象徴として、古き時代から人類を魅了して来ました。金価格が世界のどこでも高価なのは美しさが大きな理由ですからね。

金属は、入ってくる光を反射する

光が当たると、金属内部にある電子の作用でほとんどがはじき出されてしまいます。

昔の銅鏡のように、金属をきれいに磨くと鏡になるように、光は金属の表面ほとんど反射されてしまうのです。

銀やアルミニウムは、90%~95%の光を反射して美しき金属光沢を示す。そして金や銅は黄金色と赤銅色を示す。

●日本の硬貨:新しい硬貨は美しい金属光沢をもつ。

日本の金属硬貨

色の意味

物質が光を全く吸収しない場合、透明ガラスやダイヤモンドのように、全ての光は白色光のまま突き抜ける。

そして、透明で着色する物質は、光の一部だけを吸収する。ルビーは赤色を吸収して赤く美しい色を魅せる。

一方、赤い折り紙が赤いのは、光の一部が吸収されて残された色(補色)が反射しているのを見ているから。

赤いリンゴは、白色光のうち青緑(シアン)の光を吸収して、それ以外の光を反射しています。すなわち、リンゴから 反射されている光全体が私たちには赤色に見えるというのが正しい説明です。「赤い光が反射している」は、正しくは 「全体として赤い色に見える光が反射している」ということです。光と色の七不思議

光の波長

スペクトルが人間の目で見えるということは、この特定の波長が、人間の網膜に刺激を与えて色として感じさせているわけです。スペクトルは赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順に並んでいますが・・・コニカミノルタ

金色に輝く理由

金の中で、電子は規則性を持った上で自由に動き回る。そのた可視光のうちで、緑色より波長の短い波長の光をはじき出さずに吸収する。そのため補色である黄色が他の反射光と重なり美しく輝く。

金箔の輝き:金属の中でも黄金の輝きは特別。

金箔の輝き

銅の輝き

銅は、オレンジ色よりも短い波長の光を吸収。そのため、赤銅色に輝く。

金属光沢を失う場合

銀の食器やアクセサリーがくすんで黒ずみ輝きを失うのは、酸化物や水酸化物の膜ができてしまうから。

これらの酸化物や水酸化物は、外部からの光を吸収してしまい、内部の金属表面からの反射がさえぎられてしまいます。金や白金・ステンレスは、酸素やニッケルと反応しにくく金属表面からの反射が保たれるのでいつまでも輝きを保ち続けられます。

金が古来から珍重されて、高価だったのは、美しさと永遠の輝きが理由。