リアルタイムの金価格や予想・金投資のノウハウを紹介します。世界で人気の純金積立や投資信託の方法。さらに、今後の見通しを徹底的に解説いたします。

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シンプルな金価格の状況判断方法【10年債金利とVIX指数】に注目!

金価格の今後を予想するために、注目すべき要因はたくさんあります。米ドルの動向や世界情勢など様々な要因により、ゴールドは売買されています。

金価格の変動要因:インフレや通貨・地政学リスクなど

そして、シンプルに、金価格の現状と今後の動向を予測したい場合、この2つを見ておけば良いという指標があります。それは、この2つ。

金をトレードするなら米10年債金利とVIX指数に注目

  • 米10年債金利:米国の10年債金利
  • VIX指数:恐怖指数とも呼ぶボラティリティ・インデックス

FRED(セントルイス連邦準備銀行)のウェブサイトでは、これらのデータ推移が表示できますので、金価格と合わせて常に見ておきましょう。

●10-Year Treasury Constant Maturity Rate:米10年債金利

●CBOE Volatility Index【VIX】:VIX(恐怖指数) 

この2つに加えて、実質金利に近いインフレ連動債そして貨幣の流通速度を示す貨幣回転率により、インフレについて見ておくといいでしょう。

●Velocity of M2 Money Stock:貨幣の流通速度

10-Year Treasury Inflation-Indexed Security:10年インフレ連動債

米10年債金利と金価格の関係

まず、米10年債金利と金価格は、逆相関の関係。米金利が上がると、金価格が下がります。米金利が上昇すれば、金利の付かない金の魅力は弱まることから安くなります。さらに、米金利上昇による米ドル高でのゴールド安も加わるため、米金利と金価格の逆相関は成り立ちやすいのです。

これは、「米国の金利が上昇すると、他の通貨に比べて信用力の高い米ドルの魅力が高まる一方、安全資産とはいえ、配当や利子を生まない金の魅力は薄れて売られ、金価格が下落する」からです。そもそも金は、米ドル建てで取引されているため、米ドルの価値が下がれば、金価格が上がり、逆に米ドルの価値が上がれば、金価格が下がります。米国金利と金価格は逆相関関係:第一商品

このように、10年債金利と金価格は、強い逆相関。ただし、より重要なのは、金利からインフレ率を引いた実質金利。こちらの方がより、金価格と強い関係性を持っています。

実質金利が下がれば、金価格が上がる

米国の実質金利が低下すれば金価格が上昇しやすいという関係性がある。【図表1】ここで、実質金利とは10年国債利回りから10年先期待インフレ率を引いた値とする。大和証券:実質金利と金価格の上昇・下落

実質金利低下⇒金価格が上昇しやすいという大和アセットマネジメントの説明。このため、米10年債金利やインフレ連動国債で実質金利を見ておくことが大切。インフレ連動債と金価格の関係。

物価連動国債の利回りを実質金利と呼び、実質金利と長期金利(長期固定利付国債利回り)の間には理論的に「期待インフレ率≒長期金利-実質金利」という関係が成立する。ブレークイーブンインフレ率

さて、ここまでは、金利の話。金価格に影響するのは、金利だけでなくリスクという面があります。

リスクを測るVIX指数について

投資家の立場として考えるならば、単純に、金利が低ければ、株を買った方がいい話。低金利は、株投資に有利に働きます。株には配当がありますし、低金利で新規投資をしやすければ、成長力も高くなるのがセオリー。

では、低金利にも関わらず、株よりも金を買いたくなる場面とはどういう場面でしょうか。

それは、リスクの高い時。金利は低いけれど、経済危機や金融危機で株は買えない。株価が高すぎて下落リスクがある。そんな時が、株よりも金を買いたくなる時であり、金価格が上がる時です。

VIX指数は投資家心理を示す指標。通常、10~20の範囲内で動いています。そして、相場の先行きに不安が生じると、数値が大きく上昇するリスクを測る指標として利用できます。

●過去のVIX指数:セントルイス連邦準備銀行

VIX指数について

2008年のリーマン・ショックをはじめ市場環境が悪化するとVIX指数は上昇。2008年や2011年、2020年とVIX指数が上昇すると金価格も上昇することが、2つのチャートを並べると分かりますね。

●過去の金価格:月足チャート GMOクリック証券

金価格の月足

金が好むのは、【ハイリスク+低金利】な投資環境。そのリスクを判断するのがVIX指数です。つまり、金価格の上下を判断するには、VIX指数と米国の金利を見ておかなければいけないということ。大きな目で現在の状況を確認するためには、今回、紹介した指標に注目しておいてください。

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