金と銀の価格を比較したチャート。金=XAU、銀=XAGで表記されます。テクニカル分析による予測もご紹介します。
GSR(Gold Silver Ratio)は、同じ重さの銀閣に対しる金価格の比率。
NY金価格チャート:XAU/USD
金と銀の比較/レシオ チャート。
金銀比価は、金融危機の指標になる
GSR(Gold Silver Ratio)は、単純に金銀の価格差を表すだけでなく、市場の状況を示す指標としても利用されています。
金銀比価が拡大すると金融危機が起きる
金と銀の価格差が拡大すると金融危機が起きる・続くと言われます。なぜなら、金と銀は似たような動きをする貴金属。
しかし、金融危機時には、安全資産・避難先通貨である金価格が上昇しやすく、工業製品として景気に左右されやすい銀価格は下がりやすい傾向を持ちます。つまり、金上昇/銀下落で、金銀比価が拡大するというわけ。
どの程度、拡大すれば起きるのか。
そして、金と銀の役割が変化している点から、この法則が完全に当てはまるとは言いにくく、目安の一つとして考えておきましょう。
XAUとXAGについて
金のXAU、銀のXAGは、ISO 4217で定められた、アルファベット3文字で記述した貴金属の世界共通で用いられる通貨コードの表記です。
ISO 4217:ISO(国際標準化機構)で制定された国際標準の一つで、各国あるいは各地域の通貨を3文字のコードで記述します。
通貨以外にも貴金属や国際的なファイナンスで使われるものも含んでおり、これらのコードは全部「X」で始まります。金はXAU、銀はXAG、白金はXPTです。金は通貨としても考えられますので、ドル/円のように金/ドルとして取引が行われています。
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