米景気サイクル終わりの始まり【世界同時株安で逃避マネー】がゴールドに殺到

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新興国株安に続いて、米株下落が始まった世界の金融市場。逃避マネーは、米債券やゴールドに逃げ込んでいる様子。そのため、米10年債金利は、3.35%から3.15近辺まで低下。金価格は、1200ドルを超えてきました。

ハイリスク株から米株に恐怖が伝染

アルゼンチン・トルコと続いた新興国マネーの流出は、経済好調な米国へと移動しましたが、ついに、米国株もクラッシュする可能性があります。デニス・ガードマン氏、ジェフリー・ガンドラック氏など金融界の大物は、続々と警鐘を鳴らしており、ゴールドマン・サックスも景気サイクルの終わりに差し掛かったとして、今後のボラティリティ拡大・金利上昇を予想しています。

◆金スポットをはじめとする株価日足チャート 2018年10月21日 GMOクリック証券

世界株安

米株・日本株・米国リートなどは、安値から切り返し。ブラジル株価は、またも天井試し。

米景気後退路線は、定められている

もっとも、米国景気後退・サイクル終焉予想は、ヘッジファンドや金融市場だけの見方ではなく、IMFやFRBといった公的機関自身が見通している未来。

問題は、その規模。リーマン・ショック級の被害が生じるのか?だらだらとした景気後退や株価下落、それとも膨れ上がった中央銀行の債務拡大は、未曾有の金融危機を引き起こすのか誰にも分りません。

リーマン・ショック時の金価格は、一時的に下げたものの、そのあとに上昇トレンド入り。

くしくも、日本は、安倍晋三首相による消費税10%引き上げ予定を明らかにしたために、日経平均株価も大幅下落。以前もリーマン・ショック級の危機が来ない限り、引き上げるといいつつ、延期した安倍首相ですから、景気を大きく冷やすことが、証明されている消費税引き上げを本当に行うかはまだわかりません。

1200ドルを超えてきた金価格

そんな状況の中、1200ドル割れの安値に沈んでいたNY金価格は、1220ドルを超えてきました。まだまだ、空売り筋の買戻しが主体で、新規の金投資が増えているわけではありません。ここから、さらに買い上げられるかは、今後の金融市場及び政治にかかってくるでしょう。

NY金価格の日足チャート

金価格のチャート

NY金価格は、1180ドル前後を底値に切り替えし。1200前後の移動平均線を大きく抜けて、1200~1230のレンジに変化。

1. 米国経済のファンダメンタルズは、まだ好調で、景気サイクル終焉の最後っ屁はありえる。
2. サウジアラビアの反対派記者死亡事件は、偶発的な事故で処理されそうも、欧米のリベラル的価値観との乖離が浮き彫りに。原油・インフレ・金価格への影響大
3. 中国と米国の貿易戦争。中国要人の拘束やペンス米国副大統領のハドソン研究所での演説に見る対中国警戒感
4. 足元の米経済好調と2019年以降の景気後退時に、FRBの取る金融政策
5. 米国内の政治対立とトランプ政権の行方は

サウジアラビアの記者殺害事件により、米国とサウジの溝が深まれば、イラン・ロシア・イスラエルと役者のそろう中東情勢は制御不可能になる恐れがあり、原油の100ドルや金価格の大幅高騰というシナリオも頭に入れておきたい。

逃避マネーの一部流入で上昇している金価格ですが、もうしばらく、FRBの利上げ路線は続きそうゆえに、急激な上昇シナリオは、サウジ関係など地政学リスクの急拡大くらい。長期的なゴールドの最良シナリオは、景気後退による利下げや緩和マネーの放出で、新興国(インド・中国・中東など)の金買い再開です。

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