トランプ候補とバイデン候補の2020年米大統領選挙。バイデン候補有利の様子となってまいりました。トランプ大統領は、法廷闘争の構えを見せており、最終的な決着を見るためには、もう少し時間がかかりそうです。
米大統領選挙の結果で金市場はどうなる
もし、このまま、終われば、バイデン候補の勝利ながら、上院は共和党。そうなると、ねじれ議会で、これまでの政策を一気にひっくり返すオセロのような状況は避けられることを市場は好感。ブルーウェーブの場合
ワールド・ゴールド・カウンシルによる予想
さて、基本的なゴールドのパフォーマンスは、共和党と民主党で大きな違いはありません。ワールド・ゴールド・カウンシルのファン・カルロス・アルティガスのレポートによると、1971年以来、民主党政権時代は、年平均11%。共和党政権時代は、年平均10%となっています。そのため、政権のイデオロギーよりも経済政策や経済事情が金価格に与える影響の方が大きいでしょう。ワールド・ゴールド・カウンシルによる両政権による金相場への影響は以下のとおりです。
★トランプ大統領の勝利:株式市場の上昇を支持。財政政策は、企業に優しい。貿易戦争が再燃する可能性あり。金融政策は、長期にわたり、非常に緩和的
★バイデン候補の勝利:増税や財政赤字拡大が懸念。株式市場の修正がある可能性。貿易では、トランプ氏よりも協調的になる可能性。金融政策がすぐに引き締められる可能性は弱い。
★選挙結果が決まらず、不透明な状況が続くことは、金融市場に不確定様相をもたらす。
ハイリスク+低金利が金に良い
ハイリスクかつ低金利の組み合わせは、金投資の需要を維持すると予想できる。
ファン・カルロス・アルティガス氏が指摘しているように、【ハイリスク+低金利】の組み合わせは、金投資に最も良い状況。長期金利の大幅上昇は、抑えられる可能性が高いため、株式市場の修正リスクや地政学リスクについて敏感になっておきましょう。
◆バイデン大統領+上院共和党の安心感
ウォール街が最も恐れていたシナリオは下院民主、上院民主、大統領民主という「ブルーウェーブ」です。その場合、どんだけでも財政規律は崩れる→債券が売られ市中金利が上昇することで……ハイパー・グロース株が総崩れに、、、🤣🤣🤣
— じっちゃま (@hirosetakao) November 5, 2020
理由は、バイデンの大型リフレ政策と上院共和党がバイデン増税は反対が見込まれるから。市場はいいとこ取りが出来る。ペンシルバニア結果を待たずバイデンは勝利楽観の演説。このままトランプが引き下がるとは到底思えず。いずれにせよ選挙結果は鼻の差だよ。
— 豊島逸夫 (@jefftoshima) November 4, 2020
バイデンが優勢な現状の開票状況で、マーケットは上院も民主党が取る可能性は小さいと見ており、さすがに選挙戦で公約した2兆ドルの大型インフラ投資の実現性は後退したとの見方に傾いている。
— Cafe_Forex(テムズ川の流れ) (@UponTheThames) November 5, 2020
今後の景気や金利・株式市場について
まずは、長期金利低下+株価上昇で、市場は反応しています。最終的にどちらが勝とうと基本は、この流れが続く可能性が高そうです。
トランプ候補とクリントン候補の時は、事前予想に反して、トランプ候補が勝ちました。トランプ大統領になれば、世界は終わるという論調から市場は売りとの事前の想定でしたが、逆にトランプ・ラリーが始まりましたね。
トランプ大統領当選後の相場:2016年
【為替】複数報道は米大統領候補バイデン氏の優勢または代理人過半数超えでのほぼ確定を伝え始めたが対してトランプ大統領側は法廷闘争突入の流れ。やはり圧倒的差がでないと混迷長期化か。政治停滞懸念での米債シフトか、米長期金利低下が顕著(11:52武部力也) #市況 #為替 #FX
— 岡三オンライン証券<公式> (@OkasanOnlineSec) November 5, 2020
さてドル円、上下院ねじれ状態の見込みで、バイデン大統領になっても大規模経済対策の可能性が後退→米長期金利が低下する中で下押し圧力掛かってます。104円台で足場固めて足下の嵐をやり過ごす可能性もありますが、仮にここ割れると、仕掛け的なドル売り・円買いで一段安も覚悟しておくべきかと。
— 石川久美子 (@KumiIshikawa_FX) November 5, 2020
いまアメリカでは1日で新規コロナ陽性者が10万人、1日当り死者が1000人という凄絶なコトになっています。
その意味するところ?
景気は腰折れのリスクが大ということ。
金利?
下です、下。
株?
上です、上!
— じっちゃま (@hirosetakao) November 5, 2020
僕はトランプがネバダ落としたらジタバタせずにあっさりと大統領を退くに一票入れるね。なぜなら今、トランプ・オーガニゼーションは火の車だから。手をこまねいているとトランプはホテルやゴルフコースを失う。
— じっちゃま (@hirosetakao) November 5, 2020
それは消費が不振になるということ。アメリカのGDPに占める消費は70%です。🤣
だから景気後退、大量失業etc.を食い止めるには、市中にお金をばらまく以外ない。
— じっちゃま (@hirosetakao) November 5, 2020
市場の認識は、大統領選挙というイベントは過ぎたことでリスクオンですが、混乱が続けば市場は振り回されるでしょうね。
昨日の長期金利の下落は、ブルーウェーブに傾きすぎていたポジションのアンワインドでしょうが、これにかかわらずFEDの緩和継続はいまのところ既定路線だと思います。 https://t.co/QRTSuTwoMd— Salt@グッチーポスト 経済ZAP‼︎ (@GPEconomist) November 5, 2020
これ大事なグラフだからじっくり眺めて!
FRB,ECB,日銀、BOE、スイス中銀のバランスシートを合計したものです。リーマンショック前は4兆ドル規模だったのが、いまは24兆ドルへ達しようとしている。つまり20兆ドルが市中に放出された。なんでこれで株が安くなる? pic.twitter.com/sRGRpE26Ot— じっちゃま (@hirosetakao) November 5, 2020
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