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  1. ファンダメンタル及び中銀
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ロシアは、歴史上で初めて、5830億ドルの外貨準備のトップ(23%)を金で保有する。

ブルームバーグが分析したロシア中央銀行のレポートによると、ロシアの外貨準備に占める金の割合が、米ドルを上回る額になったことが判明しました。

ロシアの外貨準備高は、歴史上はじめて、ゴールドがトップに!

2020年6月末の時点で、ロシア中央銀行の外貨準備のうち、ゴールドが、23%と米ドルの22%を上回るレベルに上昇。2020年4月から、ロシア中銀は、金の購入を停止していました。

しかし、2020年の金価格上昇、ロシア中銀の米ドル資産削減により、両者が逆転。米ドルに頼らない非ドル化政策が、成功したと言えるでしょう。

ロシアの非ドル化政策

ロシアは、米国の経済制裁リスクを常にかかえており、米ドルを保有していても使えない可能性があります。また、経済制裁を恐れて、政治を行うのは本意ではありません。そのため、外貨準備を米ドルから金やユーロ、人民元に切り替える動きを進めていました。

ロシアと中国は米国の経済制裁の対象とされがちで、ドル決済システムから独立する必要性を共有する。それを裏付けるように、ロシアの外貨準備は昨年初め、ドル建て資産を大幅に減らしたうえで、その一部を中国・人民元に振り向けた。外貨準備のうち5%だった人民元の割合は、15%へ上昇したとみられている。中国との貿易決済でも、2015年には8割超だったドル建ての割合が、昨年には5割程度にまで下がった。 つまり今回、公的金購入を停止した分は、人民元購入に切り替えたとみるべきではないか。エコノミスト:金投資の理由

金だけでなく、人民元の割合も増やしており、中国の人民元は、12~15%程度を占めている様子。そして、米国債の売却は増やしています。

基軸通貨ドルの地位が揺らぐ

ロシア・中国による脱ドルの動き。今回は、金価格の上昇が、ロシアに幸いした形。もし、ロシアだけでなく、他の国も金や人民元にシフトしていけば、基軸通貨としての米ドルの地位が危うくなることでしょう。

たとえば、2018年に 、ロシア人は SWIFTの代替として機能する支払いシステムを開始しました。SWIFTは、Society for Worldwide Interbank FinancialTelecommunicationの略です。このシステムにより、金融機関は安全で標準化された環境で金融取引に関する情報を送受信できます。ドルは世界の準備通貨であるため、SWIFTは国際ドルシステムを促進します。ロシアと金準備

米ドルは、SWIFTをはじめ、様々な決済・支払いシステムを持っており、非常に便利な通貨。しかし、多大なる貿易・財政赤字を抱えるため、減価するリスクがあります。米民主党のバイデン政権は、財政拡大を公約しているため、米国債の大量発行を強いられるでしょう。長期金利を抑えながら、財政拡大するならば、米ドルを犠牲にするしかありません。それは、外貨準備としての米ドル保有を不利にするため、金・ユーロ・人民元などを保有するニーズを高めることになると思います。金価格が上昇するわけですね!!

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