ついに、インフレの動きが強まっています。
金価格は、2020年はじめの1500ドルから2000ドルまで上昇、今は、1770ドル前後。
そして、農産物など食料価格が大幅に上昇しています。
とうもろこしや大豆など農産物が、大幅にインフレへ!
とうもろこしは、1ブッシェルあたり7ドルを超えており、大豆も16ドル近い高値。銅先物は10年ぶりの高値。木材価格は大幅に急騰。
ブルームバーグは、今後、さらなるインフレを予想。アジア地域でのインフレに警告を発しています。
「世界の人口の半分以上を収容する地域でのこの大きなインフレ衝動は、世界の工場ベースでより高い賃金コストをもたらすはずです。CPIおよびPPIとしてアジアで上昇すれば、今後数か月で世界的に影響が及ぶでしょう。」
これは、新型コロナウイルスによる各国の金融緩和・財政出動が始まった時から予想されていた事態でした。どうやら、インフレになるという予想の方が当たりそうです。
日本で、起きているように、値上げではなく、袋に詰める量を減らすシュリンクインフレが起きる可能性も指摘されています。
穀物やヒマワリ種子、大豆、砂糖など主要商品の相場が高騰し、世界の食料価格は1月に6年ぶり高水準となった。悪天候や需要の増加、新型コロナに伴うサプライチェーンの混乱が相まって、すぐには下落しそうにない。価格は据え置いて商品の量を減らす「シュリンクインフレーション」が起きる可能性もある。ブルームバーグ
インフレに対する二つの考え方
- インフレは、新柄コロナウイルスにより、景気が減速。それに対する反動であり一過性
- 大量のマネーが供給されたこと。ロックダウンなどで、供給網が崩れたため、本格的なインフレやスタグフレーションが起きる
FRBをはじめ中央銀行は、前者の考え方を採用。一方、多くの投資家や企業経営者は、インフレへの警戒感を強めています。
穀物などの上昇で、期待インフレ率も2.4%を突破。
🇺🇸期待インフレ率が8年ぶりの高値
10年期待インフレ率が2.4%を突破、2013年4月以来の水準。オイルや金属、農作物などの急騰、パンデミックからの力強い回復を示す経済指標などが原因。
FOMCが控える中、このインフレ率に対してどのようなスタンスを取るか。 https://t.co/ZNxCowXw5j
— tomo🇺🇸米国相場のあれこれ (@popo_hamu_s) April 27, 2021
テスラをはじめ、企業がビットコインの保有をはじめたのも、インフレ警戒感から。ゴールドも、一時的に下げてはいるものの、高値でのレンジ相場が続いています。
コストプッシュインフレによる社会不安の可能性
食料価格の上昇は、世界的な社会不安につながりかねず、大きなリスクをはらんでいます。
小麦も同じ。世界的な社会不安の火種。 pic.twitter.com/yF9GmDc4Df
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) April 26, 2021
最近の話題はコモディティ、コモディティ・・。
P&G、Coca-Cola、Chipotle、Whilpoolなど、値上げを示唆する会社が増えています。日本と違って『値上げ=申し訳ありません』という感覚は無く、そういえばいつも行くレストランもいつの間にか値上がり。インフレの足音がします。— Big Daddy (@BigggDadyy) April 27, 2021
🇺🇸🌽米商品市場で農産物価格が8年ぶり高値、食品インフレ懸念が再燃[BBG]https://t.co/HrdJMwtehn
— 水上紀行STAFF@二代目 (@mizukamistaff) April 27, 2021
食料インフレは良くないです。過去でいう疫病による飢餓みたいな状況をつくります。特にアフリカ、アジアと南米で。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) April 26, 2021
米企業の値上げラッシュすごそうだ。原材料コスト、ガソリン上昇。輸送コスト上昇。穀物相場上昇。貴金属相場上昇。住宅資材高騰。化学製品も値上げ。。インフレ制御だいじょうぶか。。
— 佐渡島、ああ佐渡島。 (@sadogashima3210) April 27, 2021
広瀬氏もゴールドが買われるのではないかと。
穀物上げ出した
広瀬のおっさんは次はインフレを知っているからこういうことを書く
仮想通貨よりゴールドが買われると多分どっちも買われる https://t.co/S8YILMIIZu
— underflow14 (@underflow14) April 27, 2021
さすがに、インフラ投資とお金の分配はやりすぎか
金を配っただけでは確かにインフレにはなりませんが、300兆バラまいたら、さすがに必要以上に消費が伸びるのではないでしょうか?
日本の人口の約2倍の米国は、200兆(1人あたり15万円)の給付で、3月のCPIはついに2%を超えてきました★ pic.twitter.com/zR05AiOvY7
— レイは!★ (@otis_lives_here) April 27, 2021
こうなると、金価格が、さらに上昇していくタイミングを見ておく必要があると思います。
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