アンティーク・コインの収集家といえば、加治将一氏。日本では、馴染み薄いものの、世界には300万人以上のコレクターがいるといわれ、収集家だけでなく投資家も多く参入。金投資の一つとして考えて見てもいい投資先。
Louis d’or
目次
有名で高価な金貨や銀貨
希少性とデザインで美しい金貨や銀貨たちと価格例
- ドイツ ニュルンベルク 1/2ダカット金貨 ラムダカット四角型 1700年:59.8万円
- オーストリア 1908 100コロナ 雲上の女神 フランツ・ヨーゼフ1世 在位60周年記念金貨 NGC PF62 プルーフ!:250万円
- イギリス 1847 ゴシッククラウン ゴチッククラウン ビクトリア アンデシモ PCGS PR63 プルーフ:130万円
- イギリス ウィリアム4世クラウン銀貨 1831年
価格はアンティークコインワールドより
希少なアンティークコインまとめ:NAVERによるまとめ
これで驚いてはいけません。過去最高の品は、インドムガール朝の金貨。現存はたった一点、そのお値段はなんと18億円以上!
ムガール朝 インド1.000ムハール金貨
INDIA MUGHAL EMPIRE 1.000 Mohur (11.935.8g ! =11Kg+935.8g)
Wold Bigest Gold Coin in the history,金貨の標準カタログFriedberg List # 777 Unique (現存一点)
1987年にスイス銀行所有のコインを非公開のオークションで販売
推定価格:18億円〜20億円
アンティークコインのメリット
金や銀の魅力に加えて、また別のメリットが存在。
アンティーク金貨・銀貨の数は限りがある
紙幣や硬貨は、国がその気になれば、増やすことができます。現在、中央銀行の多くが行っている量的緩和も貨幣供給量を増やす操作。
一方、アンティークコインは、再発行できません。似たモノを発行してもそれは全くの別物です。沈没船や遺跡・遺産相続で世の中に出回ることもありますが、そのような例は稀。
一度、高評価を得たコインの歴史的価値や希少性が損なわれることは滅多にありません。
換金しやすい
インターネットの発達で、収集家同士の繋がりは密になりました。世界中の投資家に売買でき、価格も目安となる金額が公表されているので換金しやすい資産です。
もちろん、地金やいわゆる一般的な金貨には劣りますが、金価格との関連性も弱いので、分散投資にもなりやすいという特徴を持ちます。
アンティーク・コインの鑑定・販売について
固定資産税など維持費がかからない
車や不動産は、維持費が大変。固定資産税や車両税、修繕費がかかります。金投資でも地金の盗難リスクを考えると金額が大きい時の維持費はかかります。
その点、金貨や銀貨の所有税・維持費はゼロ。
小さくて持ち運びやすい
金地金も紙幣等に比べれば持ち運びやすい。しかし、アンティークコインは更に小さく持ち運びしやすいというメリットを持ちます。
デザインが美しい
大量生産時代より前に作られたアンティークコインは、デザインが独特で美しい。しかも金や銀で出来ているのは、特にデザイン性に優れています。
加治将一氏の指摘:記念メダルは価値が上がりにくい
前述の加治将一氏によると、記念メダルは価値が上がりにくい。
- コイン:法定通貨として流通していたもの
- 記念メダル:金額の刻印がない
金額の刻印。ドル、円、ギルダーなどが刻印されていないものが記念メダル。記念メダルの価格は、金地金と類似した価格体系になりやすく、金価格から換算して計算する純粋な金投資に近い感覚。
本気でアンティーク・コインを考えたい方向けの書籍です。通常の資産運用は経済の先行き予測が利益の命。アンティーク・コインはどのコインが収集家の注目を集めそうか・希少価値と美しさが重要なポイントです