先週の米株価は史上最高値を更新してリスクオンに!今月末の金融政策決定会合に注目しましょう:2016年7月18日週~

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米国の年内利上げ観測が戻りつつあり、CMEのFEDウォッチツールでは2016年12月までの利上げ確率は38.0%に上昇。それに伴い金価格も下落傾向。

NYMEX金先物7月限は、1331.3ドル、白金先物(7月限)は、1100.9ドル。WTI原油は45.88ドル。

先週の金融市場は、全般的にリスクオンに動き、株価は上昇。米株は最高値を更新しており、英株やブラジル株も高い。そのため、安全資産としての金相場は売りが出て下落。


リスクオンで株価上昇・金価格は下落

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世界的に株価が上昇

2016年7月15日終値

●NY金価格チャート:

NY金相場

NY金価格は上昇トレンドの中で、押し目の様子。1300ドル前後をキープできるかがテクニカル的なサポートライン。トルコのクーデターは未遂に終わったものの頻発するテロ事件などは不安定要因。

米国のCPIは上昇も米FRBの利上げは緩やか路線

米国の6月消費者物価指数(CPI)は上昇。インフレの傾向が見られており、米経済の事だけを考えれば利上げを考えたいところ。しかし、米経済の市場規模に対して、米ドルが絡む経済圏ははるかに巨大。そのため、米利上げは、米ドルリンク通貨圏全体の利上げや資金逃避を呼ぶため、米FRBは緩やかかつゆっくりと行う見通し。

  • CPI:前月比0.2%上昇、前年比1%上昇
  • コアCPI:前月比0.2%上昇、前年比2.3%上昇

6月米小売売上高(前月比+0.6%)や米鉱工業生産指数(前月着+0.6%)も高め

米国企業の決算は、このところドル安に動いていたこともあり好調、史上最高値更新&好決算をエンジンにどこまで上昇するか注目。債券のマイナス金利が広がる中、株価は上がりやすい。株を買いながらヘッジで金投資という投資家も多いはず。

米国の利上げや日欧のマイナス金利終了時には、株価が大きく下げるリスクがあるが、投資家の多くは、そのことを予想してポジションを取っており、いち早く逃げ出せる準備はしている。

日本のヘリコプターマネー論

日本は、先週末の参議院選挙で、自民党が勝利し、アベノミクス再加速・財政出動の予測から、大きく円安に傾く。さらに、ベン・バーナンキ元FRB議長が来日し、安倍首相とヘリコプターマネーや永久国債について語っていたとの報道から、円安トレンドが加速し105円台に到達。

日本は、デフレ退治のために何でもやるのではないかとの外国人投資家が見れば、ついに円安に動く可能性はあります。

アベノミクス

アジア圏では、2Qの中国国内総生産が前年同期比6.7%増加し、予想の6.6%増加を上回る。

英国は、メイ首相誕生&英中銀利下げ見送り

英国は、辞任表明したキャメロン首相の後任に、メイ内相が就任、ボリス・ジョンソン外相ら、EU離脱派が主導権を握る内閣で、政権内での意思統一をしやすいのではないかとの見方、EU離脱・残留の不透明感は少なくなった。

また、英中銀は、14日の金融政策決定会合で、予想に反して政策金利を据え置き。緩和=金相場にプラス要因なので、少し売られる場面も。もっとも英中銀の利下げ路線に変更はなく、次回会合での利下げ可能性は高い。

ブレグジット

トルコで軍事クーデター未遂が発生

全般的にリスクオフな動きの中で、7月15日の終りにトルコ軍による軍事クーデターが発生。トルコリラ急落・トルコ株が売られる。NY金価格も終了後の電子取引で1339ドルまで上昇。

その後、7月18日に、トルコのエルドアン大統領および政府関係者が軍事クーデターは未遂に終わり鎮圧したと報道を行った。

中央銀行の金融政策決定会合

今週は18日が日本は海の日で休みであり、相場が荒れるリスクが大きい。また、21日のECB理事会、翌週の26・27日にFOMC、28・29日に日銀金融政策決定会合と月末に向けて中央銀行の動向に注目が集まります。