財務省・日銀OBは、外貨建てや金投資に興味津々

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WGC元日本代表の豊島逸夫氏が、ブログで書いている話。ドルや金を買いたいと相談に来る財務省・日銀のOB達が非常に多いとのことです。

なんと、引退した後に、退職金の運用を行うための相談を豊島しに持ちかけるのだという。

そもそも、金融のプロ・専門家として現役時代は活躍してきたはずの人達。そして、通貨の番人として過度なインフレやデフレを止め、通貨価値を安定させる・円の価値を護ることが使命だったはず。

その彼らが日本円を信用せずに、米ドルや金投資をしたがるというのは面白い&彼らに専門家としての矜持はないのかなと思う出来事です。

なぜ、財務省・日銀OBは、日本円でなく米ドルや金を買うのか?

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豊島氏のブログを読むと、彼らは、日本及び日本の債務・通貨に対して信頼も信用していないことがうかがえます。金価格や米ドル/を読む自分達の相場感も信用していないのかも。

★財務省・日銀OBたちに、膨張した公的債務・通貨供給量を正常化していく途中で、インフレになるとの認識がある。

●日本の基礎的財政収支

財政収支

出典:世界経済のネタ帳

2015年度の日本政府の予算

  • 税収:54.5兆円
  • 支出:72.8兆円
  • 赤字:18.3兆円

つまり、日本の価値が安くなる「円安」になるとの考えが根底にある。日本の財政破たんは円安・財政ファイナンスで回避!

国の借金は、まともに返済できるレベルではなく、量的緩和の出口戦略は未知の領域。

そこで、退官前に溜めた資産&退職金目減りを防ぐために、日本円以外の投資先を求めるのだという。

彼らのドル・金選好の根底には、膨張した公的債務・通貨供給量を「正常化」する出口の過程でインフレが不可避との認識がある。円という通貨の価値が希薄化して、長期的には円安とみる相場観だ。この点については「少子高齢化で移民も拒む国の通貨は長期的に下落するから円安。」と見る著名投資家ジム・ロジャーズ氏の考えと共通点がある。

「膨張した国の借金は、国民がまともに働いて返済できる規模ではない。量的緩和の出口戦略は未知の領域だ。ここは、資産防衛するしかあるまい。」豊島逸夫氏の手帖

2016年7月26日の記事ですが、今も情勢に大きな変化はありません。

増える一方の債務、しばらく続く少子高齢化、団塊世代の介護に忙殺される団塊ジュニアとその下の世代。社会保障を減らせば、老人層及び介護を行っている世代からの反発は必至。それゆえに量的緩和で経済を支えるも、財務省・日銀OB達自身が、不安を抱えるような金融政策を実行していて大丈夫なのだろうかと不安になる話です。

社会保険料・税金で負担する社会保障給付費の内訳

2016年度(予算ベース):118.3兆円

  • 年金:56.7兆円
  • 医療:37.9兆円
  • 福祉その他:23.7兆円(介護10兆円、子育て5.7兆円)

年金は社会保障給付費全体の47.9%。対GDP比で10.9%を占めています。

 

この問題解決について、財務省・日銀の一部は、インフレと円安しかないと考えているということ。そして、彼らは個人資産の防衛のために、金や外貨投資をしています。

私達もしっかりと考えないといけませんね。