上海黄金交易所と香港の金銀業貿易場を繋ぐプラットフォームがスタート

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中国本土と香港の金取引所を繋ぐ取引プラットフォーム「黄金滬港通」の発足式が2015年7月10日に香港で開催。中国は世界の金価格への影響力を高めて、人民元の国際化を狙っているとのこと。

香港の金銀業貿易場の会員はオフショア人民元を使い、上海黄金交易所(SGE)で金の取引が可能。世界最大の金愛好国、中国では株価下落や不動産への不安もあり、金投資熱は高い。

●上海の夜景画像

上海の夜景

Photo by (c)Tomo.Yun )


上海黄金交易所は成長中

上海力鼎投資管理のパートナー、段世華氏は「中国はより多くの海外投資家を同国での金取引に呼び込みたいと考えているが、人民元は完全な交換性がなく、資本勘定も自由化されていない。資金の出入りはスムーズではない」と指摘。「上海の金価格は中国以外でこれまで多くの関心を集めてこなかった。ロンドンやニューヨーク市場の重要性にはまだ及ばない」と述べた。金取引所接続:ブルームバーグ

金市場に占める中国のパワーは生産・消費ともに大きい。しかし、金価格形成や取引の重要性では、ロンドンやニューヨークの方が影響力が大きく、NY金やロンドン金と呼ばれても中国金とは呼びません。

香港特別行政区政府財政局の曾俊華局長は挨拶で、「国の金融改革及び人民元の国際化に応じ、近年は本土市場を相次いで開拓している。今回は香港の金市場の多元化した発展にプラスとなる」と述べました。

上海と香港の金取引所つなぐプラットフォーム

さらに、中国銀行の許羅徳副総裁は、上海の金交易所は世界最大の現物取引所と会見で話すなど、今後の金市場をリードしていく役目を持つと強調。

実際、上海黄金交易所は、世界最大の金現物取引市場として8年連続首位の座を確保している。中国人の金投資に対する関心と需要がうかがえます!

2015年前半は、前年同期比151%増加!金の取引量は同166%増の1億7520万トン、プラチナは同151%増の38万トン

2014年9月18日には、上海黄金交易所(SGE、中国商品取引所)で 「国際板」による金取引を開始。これ以前は、外国人による売買を原則禁止していた。

  • 取引は人民元建て
  • 上海の自由貿易試験区内の投資家と外国人投資家が金を取引可能。

上海の取引所と香港の取引所