金ETFのメリットとデメリット、金現物の裏付けがあるかどうかを確認しよう

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金ETFは、メリットがたくさんある有用な金融商品。金ETFは、取引所に上場しているため、一般の株式と同じイメージで取引ができます。今回は、メリットとデメリットを簡単にご紹介いたします。


金ETFのメリット

●証券会社で購入できる
●リアルタイムの価格で売買できる
●現在の価格が把握しやすい
●小口取引(数千円)からできる
●大口取引も可能
●金の保管コストがかからない
●手数料が安い
●取り扱い会社が破産しても原則保護される
●信用取引で「売り」ポジションを持てる
●指値注文を利用できる
●金の現物と交換できるETFもある(純金上場信託)

金ETFは、様々なメリットがありますので、金投資を選ぶ際の選択肢としてご検討ください。もし、株式取引を行ったことがあるなら、まさにその通りのイメージで売買ができます。

金価格の変動で単純に利益を得たい・長期的に価格が上昇すると予想しても、現物は保管が大変というニーズに応えることができる金融商品です。

金ETFのデメリット

そして、デメリットは、同じ商品を売買する関係上、金投資のデメリットと共通の部分が多い。

●株式にある配当が金ETFにはなく利息が付かない
●金ETFが破たんした場合、お金が戻らないケースや返金遅延の可能性がある
●取引時間は取引所次第で土日は取引できない
●ゴールド製品と交換できないのがほとんど

現物のゴールドと裏づけのないETF銘柄の場合、発行元が破たんした場合、投資資金が戻らない可能性があります。

金を保有するのは、未曾有の経済危機に対処するためだとお考えの場合には、金融機関の破たんリスクも検討材料です。

ペーパーマネーだけではない金現物の裏付け

金ETFの基本形として開発されたSPDRゴールドシェアは、買い付けた金をカストディアンと呼ばれる保管者の役割を果たす銀行に預けます。その上でトラスティ―(信託銀行に似た金融機関)が保管されている金に信託権を設定して証券を発行します。

このため、現物の裏付けがあり、単なるペーパーマネーに止まらず金のメリットである有事にも強いETFと言えます。保有している残高を常に公表しているのも好感の持てるところ。

万一、運用会社やカストディアンが破綻しても保護される仕組みが組まれているわけですね。

金価格連動型上場投資信託とリンク債

金価格連動型上場投資信託の場合、金への直接投資ではなく、金価格に連動するように設計された有価証券【金価格連動目的発行有価証券】=リンク債に投資します。これは、金価格に連動した投資成果をも目的とした有価証券で、問題がなければ金価格と連動した価格となります。

ただし、現物の金との裏付けがありませんから、未曽有の危機が生じた時に、現物の金価格とリンク債の価格が乖離してしまうリスクはゼロではありません。

また、米ドルや日本円・ユーロといった主要通貨の価値が大幅に減少し、多くの投資家がこのリンク債型金ETFに殺到した場合、現物の裏付けがないデジタルゴールドが市場に大量に出回ることとなり、金相場がオカシクなるリスクを含みます。その場合は、金だけでなく、金融市場全体が大幅な危機に陥っていることでしょう。現在ですら、デジタルゴールドは、在庫として存在する金以上に出回っているという噂があるくらいですから。

金ETFの比較選択時に、長期保有するならば、現物に投資するタイプが良いと思います。

金ETFの主な運用会社

金ETFの運用会社

金ETFを運営している会社は、大手金融機関です。

SPDRゴールドシェア:ワールドゴールドカウンシル 価格はロンドン金価格。世界で最も有名な金ETF。金現物に投資するタイプで、カストディアンのHSBC銀行が購入した金を保管しています。

純金上場信託(現物国内保管型):三菱UFJ信託銀行 価格は金地金の現在値。金の地金に投資するタイプで三菱商事がカストディアンとなります。

●ETFS金上場投信:ETF・セキュリティーズ・リミテッド 価格はロンドン金価格。金の現物に投資します。HSBC銀行がカストディアンとなります。

金価格連動型上場投資信託:野村アセットマネジメント 価格は1gあたりの円表示。金価格に連動したリンク債に投資する金ETF。直接、金に投資しないため、超長期保有よりも短~中期の利益やヘッジ目的に向いています。

国内金先物価格連動型上場投信:みずほ投信投資顧問 価格は東京の金先物価格。東京工業品取引所の金先物価格への連動を目指します。そのため、こちらのETFも金投資自体は行いません。

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