フランス大統領第一回投票&北朝鮮軍の創建記念日を超えてリスクオンムード:2017年5月1日週の金相場見通し

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日本の金融市場は、GWで5/1・2日の取引。その間に金価格に影響を与える材料は多め。

5/2.3に米FOMC、5/5は米雇用統計、5/7はフランス大統領選挙が実施される。ただし、予想通りに推移した場合には金相場にとって不利な結果になることから、少し弱気モードでいたい。

フランス大統領選挙でマクロン&ルペンのコンビが決選投票に進んだこと・北朝鮮有事が生じなかったことから、金融市場はリスクオンムード。

4月28日期限の米国暫定予算期限も1週間のつなぎ予算で政府閉鎖を避けることができました。米議会は、オバマケア・税制改革案と今後も悶着しそうな状況。

北朝鮮情勢はミサイル試射・核実験問題と話題に事欠かない。日本でも核シェルターがバカ売れするなど潜在的なリスクは大きい。

金相場を取り巻く状況

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現在の金相場を取り巻くリスク要因を確認してみます。

フランス大統領選挙以降にリスクオン

フランス大統領選挙及び北朝鮮問題(未解決ですが)をクリアしたことで、リスクオンムードが生じて株価上昇、金・銀・白金は下落。

フランス大統領選挙:5月7日に決選投票

5月7日のフランス大統領選挙は、マクロン候補の勝利が予想されており、ルペン候補が勝つ可能性は低い。マクロン候補の勝利は金融市場にとってプラスでリスクオン要因。しかし、市場にかなり織り込まれているので、大きな影響は与えないかもしれません。

反EU・ユーロのルペン候補が勝利した場合は、サプライズで一気にリスクオフに傾き、金価格も上昇するでしょう。⇒確率は低い。

英下院選挙:6月8日投票

ブレグジットを進めるにあたり支持率強化を狙い、突如として選挙にうってでた英国のメイ首相。サンデーミラーの世論調査では、メイ首相率いる与党の保守党が圧倒的に優位。

  • 保守党:50%
  • 労働党:25%
  • 自由民主党:11%
  • 独立党:7%

日米及びECBの金融政策

日銀は現状維持、EUは現状維持もテーパリングについての議論がちらほら、米国は利上げ路線と三者三様の金融政策。

5月のFOMCは、利上げに動く可能性は低い。しかし、バランスシート縮小に関する議論をFRBは行っており、FF金利の利上げだけに注目していられない状況、バランスシート縮小がはじまれば米金利に押し上げ圧力が生じて金相場は安くなるでしょう。

金投資を予想する場合に重要な金利は、弱めの情勢が続いており、ここは注目すべき点です。

長期金利の動き:日米独の金利の動き、2016年7月以降の月末金利のみグラフ化。

金利の動き

一時は、2.5%を超えた米10年債金利は、このところ、下降気味。金利を生まない金は、金利上昇すると値下がりする。

北朝鮮問題

国連安全保障理事会は、北朝鮮に対してミサイル発射を非難し、核実験実施に反対する声明を発表。米露が声明に合意しており、中国を含めて包囲網は確実に狭まっている。

米国・中国・ロシアと周辺に北朝鮮の味方はおらず、北朝鮮政権は、このまま軍事的な圧力を強めていくでしょう。

それに対して、米国も圧力を強め続けて、内部崩壊を待つか自主的な行動に移るか双方の事態に備えたままのモードが続くのではないでしょうか。5/9には韓国大統領選挙も控えており半島リスクは現状維持です。

●NY金の日足チャート:EVOCX

NY金はリスクオンで下落

●東京金の日足チャート:EVOCX

東京金は円安により上昇

東京金は円安により上昇。NY金はリスクオンムードで下落と明暗の別れる相場。やや調整局面となる可能性が高い。思わぬサプライズには注意したい場面。

■来週の注目スケジュール
5月 1日(月):新車販売台数、米個人所得、米ISM製造業景気指数など
5月 2日(火):黒田日銀総裁講演、中財新製造業PMI、ユーロ圏失業率など
5月 3日(水):ユーロ圏GDP、米ADP全米雇用報告、米政策金利など
5月 4日(木):中財新総合PMI、米貿易収支、米製造業受注など
5月 5日(金):米非農業部門雇用者数、イエレンFRB議長講演など
5月 7日(日):フランス大統領選挙決選投票など

フィスコ