金は、世界中で重宝されますが、それでも国によりどれだけ重視するか(金投資のメリット)には違いがあります。
宝飾品需要は、インドと中国が二大需要国で、世界的な需要として、4月や秋の婚礼シーズンにインドの金の現物需要が増大します。
世界の金需要はインドと中国が二大国
昔から戦火の激しかった欧州や中東では、ゴールドの人気が高い。そして、下図のように金のアクセサリーなど宝飾品需要は、インドと中国の二か国で大きな量を占めています。
金の宝飾品需要上位国(2010年):GFMS
中国は、市場経済が普及したとはいえ、政治は、共産党の独裁で不動産や通貨に対して中国人自身(好きな理由)があまり信用していません。そのため国が豊になったために生まれた余裕資産を金に投資しています。
金の用途別需要
世界の金需要を大きく分けると宝飾品用と金地金による投資の二つが需要の大部分を占めています。
ゴールドフィールズミネラルサービシーズ(GFMS)「ゴールドサーベイ2012」
2011年の世界の金の総消費量4,486トンのうち1,973トン(44%)は宝飾品需要です。金の歯科分野での消費量は、世界的には43トンで1%とわずかな数字です。
金は、メダルや各国の中央銀行が発行する法定貨幣の用途に利用され、2011年の消費量は246トンで6%となっている。
GFMSの調査による2011年末時点での金の地上在庫171,300トンの内訳は、宝飾品が50%、公的保有金が17%、私的保有金が19%、その他加工品が12%、所在不明が2%です。
インドの金現物需要
世界一、宝飾品需要の大きい国がインドです。インドの宝飾品需要は、二つの要因により4月に増えます。
1.アクシャヤ・トリティーヤ:ヒンズー教のお祭り
2.インドの婚礼シーズン:インドでは、女性の嫁入り道具に、持参「金」として、金のネックレスやイヤリングといったアクセサリーを購入し、花嫁に持たせる慣習があります。
金は魔除けになることと換金性に優れていることから人気があります。
インドの金輸入制限
インドの需要は強すぎて、経常赤字増加の原因になっています。そのため、金の輸入制限処置が次々に施行されています。
・金輸入関税の引き上げ
・現金以外での金購入を禁止
インド美人の盛装や結婚式を見てもどれだけ金で装飾されているか、サリー(インドの美人画像)は世界一金が似合う衣装だと思います。
●インドの結婚式は金のアクセサリーがたくさん
インド家庭料理ラニのサイトではインドの結婚式の様子を解説しています。
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