今週、英国では、リズ・トラス首相が辞任を公表。ドル/エン相場は、151円を突破後、介入ぽい動きで大幅に下落など金融市場ガ、大きく動きました。
FEDウォッチャーのNick氏のWSJ記事をきっかけに、市場のトレンドは、変わっていく可能性があると考えておきましょう。
これまでは、2022年11月、12月ともに75bpの利上げが有力。インフレが止まらない・リセッションが来るという悲観論が中心でした。
しかし、WSJのニック氏がWSJの記事で、12月の会合で、0.75⇒0.5%に利上げペースを減速させる可能性が指摘されました。そうなると、金利低下・ドル安・株高へと市場の流れが変わっていくかもしれません。
もちろん、一直線に変わるのではなく、一進一退になるでしょうけどね。
グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュートでは、ラリー・サマーズ氏のインタビューを紹介し、政策金利が5%を超えるあたりがピークではないかと予想しています。現在の政策金利が3%なので、11・12月で0.7%の利上げを行えば、1.5%上昇で4.5%ということになります。そして、12月あたりから利上げペースの鈍化が検討されるということになりますね。
政策金利先物によれば、市場は政策金利が最終的には5%を超える水準になることを予想している。より正確に言えば、金利先物市場は2023年の終わりに政策金利が5.25%まで上がることを織り込んでいる。サマーズ氏はこう続ける。5%を超えたことは大台に乗ったと言える。そこまで上がる可能性は、そこまで上がらない可能性より高いだろう。だが18ヶ月で4%金利が上がれば、それで既に現在のサイクルにおける利上げのほとんどが終わったと見て良いだろう。
金価格も202年4月以来の安値。大底をつけたとは言えないものの、今後、利上げペースが鈍化していけば、反転していく可能性も考えておきたいところ。ましてやリセッションや緩和に舵を切ることがあれば、金投資のチャンスです。
金価格 2020年4月以来の安値 https://t.co/FWZwdkDIoo
— さくらインベスト (@Sakura_Invest) October 21, 2022
もと財務長官のラリー・サマーズ氏やファンドマネージャーのガンドラック氏がが、利上げサイクルの終わりについて言及し始めるなど流れは変化。
利上げ減速論??FOMC(WSJ)、11月のFOMCでは0.75%の利上げを決定する予想は織り込み済みだが、12月会合で再度0.75%の利上げを行うか、0.50%にペースを減速させるか、FRBの見解は分かれていると報道。https://t.co/2gRyNlrpxz
— 野村雅道 FX湘南(山下公園、稲取港、横浜田園) (@nomurafx) October 22, 2022
金は年初来安値更新後に切り返し。WSJ報道で金利低下+ドル安。11月0.75%利上げ、その後のペースダウン協議と。大きく動くような報道内容ではない気もするが、資産価格全体が金融政策要因の逆風に対する巻き戻し。
この値動きでも、金ETFは売り継続ですね。クライマックス近づいてくるので、荒れ気味。 pic.twitter.com/vHvw0eZVVu
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) October 22, 2022
◆ 再び介入 🇺🇸株は上昇
・ドル円 一時151円台→146円台
・9/22介入と同程度の反応に(下記noteで解説)
・米国株は大幅上昇
・WSJ記事で、12月の利上げ幅縮小観測
・デイリーSF連銀総裁も利上げ幅縮小に言及
→ 米2年債金利が低下👇note【介入のポイント】https://t.co/Zv3HqS2vpf pic.twitter.com/q3aWBSXZ7k
— 後藤達也 (@goto_finance) October 21, 2022
◆金利低下の背景、解説
米CPI後に市場では11月と12月両方で75bp利上げを行うこと織り込んでいました。しかし、WSJ記事を受けて、12月は50bpになる可能性も出てきて、リスクオンとなっています。11月のCPI次第ではありますが、「利上げ幅を縮小させる」のであれば安心材料となります。— Big Daddy (@BigggDadyy) October 21, 2022
🇺🇸利上げ観測
「FRBは11月FOMCで0.75%の利上げをし、12月以降に利上げ幅を縮めていくことをいかに織り込ませていくか議論する見通し」とWSJが報じています。執筆者のNick Timiraos氏はアメリカを代表するFRB担当記者。この報道で市場の利上げ警戒が少し和らいでいます https://t.co/1E2wDjX45I— 後藤達也 (@goto_finance) October 21, 2022
ドル円の急落はこの記事が原因💪🏾
FRBの番記者ニックによると
次回FOMCで12月0.5%利上げが議論される可能性●現在3会合連続0.75%利上げ中(=0.75%が基準)
●12月も0.75%利上げが織り込まれてた
↓
その中で出た0.5%観測
↓
金利低下・ドル安💪🏾 https://t.co/4NUPIIC4R2— ユーちぇる社長@筋肉トレーダー (@EURUSDsenmon) October 21, 2022
今回の為替介入のタイミング(FRBのスローダウン報道とシンクロ)から分かることは日米でこれ以上の円安を望まないということ。コンセンサスが取れている。やはりドル円にキャップがついたと思います。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) October 22, 2022
世界のインフレ率。まだまだインフレ率は高い。最適と言われる2%超えは著しく、現状は、あくまでも高止まりしたというレベル。
Global Inflation Rates… pic.twitter.com/D2nNPBCnNL
— Charlie Bilello (@charliebilello) October 19, 2022
金価格に大きな影響を与える実質インフレ率は、1.70%と高いまま。これが下がっていかないと金価格の上昇には進みにくい。
実質金利と株価:
赤:10年債 利回り:4.221%
黒:10年 Breakeven Inflation:2.52%青:実質金利:
08/03:-1.21%
11/09:-1.20%10/17: 1.56%
10/18: 1.60%
10/19: 1.72%
10/20: 1.72%
10/21: 1.70% pic.twitter.com/fHwqeu26TL— Gold River (@Goldriver2020) October 21, 2022
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