金は、世界中で魅力ある品として扱われています。特に、近年は中国とインドで人気を集めています。
金価格の指標としては「1トロイオンスあたりドル建て」が主体。そのため、日本・中国・インドなどでは、自国通貨の高い安いにより、金の価格が変動します。
基本的に自国通貨高は金安、自国通貨安は金高です。=金投資と為替相場
通貨別の金価格チャート:月足データ
単位は1トロイオンス:データ:ワールドゴールドカウンシル(WGC)ロンドン金価格
1990年~2013年6月10日
ドル建ての金価格
基本となる米ドル建ての価格です。ピークは2011年9月6日電子取引の1923.70ドル
金価格史上最高値時の情勢
この時(2011年9月)は、欧州の債務危機と米経済の景気後退懸念が強く、ギリシャの10年債利回りが19%、2年債利回りが50%を突破し、ギリシャの債務問題が深刻化していました。
イタリアの債務問題も前進が見られず、イタリアの10年債利回りは5.58%と高水準。
さらに、米国の労働市場の悪化も懸念され、QEのさらなる拡大を検討していた時期です。
ユーロ建ての金価格
ユーロと米ドル建ては、ほぼ同じような動きをしていますが、金価格のピークを付けた時期は、
日本円建ての金価格
為替相場が2012年の末から円安に動いたため、最近の金価格下落の影響が弱く上昇トレンドの範囲内での下げにとどまっています。
インドルピー建ての金価格
1990年代からずっと緩やかな上昇傾向を続けています。2006年頃からは大幅上昇
中国人民元建ての金価格
中国の金価格の動きは他の通貨よりダイナミックに動いています。人民元が完全な変動相場ではないため金価格も影響を受けやすくなっています。