ゴールドマン・サックスのカリー氏は、量的緩和縮小で1000ドルを割る可能性を示唆

米国の大手銀行:ゴールドマン・サックス・グループは、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小と経済統計改善を理由に金相場の下落が続くとの見通し。

予想価格として1オンス当たり1000ドルを割り込む可能性を示唆。

ゴールドマンの商品調査責任者、ジェフリー・カリー氏

短期的な金価格の下支え要因

・米国の債務上限問題
・シリア危機問題

中期サイクルの金価格は1200ドル近辺を予想するが短期的には急落の可能性があり2014年にかけて下落リスクが大きい。

NY金価格

金のリアルタイム価格とチャート

ゴールドマン・サックスの金価格予測【2013年6月】

2013年:1,300ドル⇒従来1,435ドル(9.4%引き下げ)
2014年:1,050ドル⇒従来1,270ドル(17.3%引き下げ)

FRBのバーナンキ議長が量的緩和縮小を示唆して以降、欧米の金融機関は金価格の下落を示唆

カリー氏は「中期サイクルの価格が1200ドル近辺になるとの見方には同意するが、少なくとも短期的には急落の可能性もあるとみている。このため、1050ドルとの見通しを示している。1000ドルを割り込む可能性があるのは明らかだ」と述べた。9月13日(ブルームバーグ

ゴールドマン・サックスは、9月17日・18日のFOMCで量的緩和縮小が始まると予測。

金価格に影響を与えるニュース

ブルームバーグが実施した予測調査 (2013年9月13日)
・15人が来週の金相場は下落するとの見通し
・強気姿勢を示したのは7人
・中立姿勢は3人

米ロがシリアの化学兵器廃棄で合意

アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相は、シリアのアサド政権が保有する化学兵器について、国際機関による査察を行い化学兵器の廃棄を目指す枠組みで合意。

・保有する化学兵器の種類や量、それに保管場所などの情報を1週間以内に申告
・2013年11月までに化学兵器を保管している場所などで国際機関による査察を受け入れ
・2014年半ばまでにすべての化学兵器を完全に廃棄する。

アサド政権が受け入れて実施されれば米国のシリア攻撃は回避されて地政学リスクは後退します。

インドの金輸入額

2013/14年度(2014年3月31日までの1年間)のインドの金輸入額は380億─400億ドル程度になる、との見通しを示した。

前年度の金輸入額の538億ドルから大幅に減少することになる。インドのランガラジャン経済諮問委員会委員長(首相直属):9月13日

インド政府は金輸入が経常赤字の拡大要因だとして消費抑制に乗り出しており、金の輸入関税を10%に引き上げるなどの措置をとった。ロイターニュース

インドの経常赤字が拡大し、株安や通貨安を招いたことから、金の輸入規制を実施しています。

2013年9月15日