ヘッジファンドマネージャーのカイル・バス氏は、日本円の大幅下落による金投資を勧める

バークレイズ銀行による金価格の見通しは、1トロイオンス=1310ドルになるとの見通しを示した。2014年の金価格はやや下落傾向と彼らは見ています。

同行は、2013年の金の価格見通しを1オンス=1425ドルとしていた。実際の価格は1412ドルだった。

しかし、もし、状況が変化すればそのシナリオは変化。(現在の金価格

バークレイズ銀行による金価格の上昇要因

●予想より緩やかな米量的緩和縮小

●株式市場の不振やドルの下落

そして、弱気に傾いている金相場の状況が大きく変わるには構造的な変化が必要と指摘

  • インフレの兆候
  • 米金利の利上げ遅延
  • 予想以上の中国による金需要拡大

次にカイル氏による日本円で金を買いたいというニュースです。


ヘイマン・キャピタル・アドバイザーズのカイル・バス氏による日本円による金投資

サブプライムローンバブルやギリシャ経済の破たんからユーロ危機を予測したというヘッジファンドマネージャーの一人、カイル・バス氏が金投資を進めています。

彼の仮説を紹介しているサイトがありました。

●中央銀行が自国通貨でお金を刷れば、その国が破綻する事がないというのは、中央銀行の考え。それが、事実であれば、嬉しいが、過去2,000年の歴史を振り返ると必ずしも事実ではない。また、それが、真実であれば、金融政策等設けずにお金を好きなだけ使っても良いのではないか。政策立案者が、金融緩和の代償はないと信じていても代償は、必ず訪れる。経済の法則からは、逃れられない。

●もしも、私の日本への仮説が正しかった場合、次の起きるのは、戦争だと考えられる。日本は、第二次世界大戦後は、憲法によって戦争宣言が出来なかったが、現在の首相である安倍首相が、憲法改正を進めようとしている。どこと戦争になるかはわからないが、中国と日本はあまり仲が良くないと理解している。

●現在、一番大きなバブルは、日本円の購買力。

●今年の円安は、始まり。本格的な動きは、為替の管理が難しくなった時に起きる。

●次の10年間、自分のお金で1つしかトレードできなければ、日本円で金(ゴールド)を買うと思う。簡単な答えだ。

全文は、It’s the Economy, Stupid ブログ:経済ニュース、金融情報などでご確認ください。

2014年1月の東京金価格

EVOCXチャート月足:東京金先物

アベノミクスと黒田日銀総裁による金融緩和とインフレターゲット(2%の物価上昇目標)が成功するか失敗するか2014年は大きな試金石です。

ゆっくりとしたインフレを進めたい政策ながら単純に円安による物価上昇だけに終わる可能性や想像以上のインフレに見舞われる可能性もゼロではありません。

カイル・バス(Kyle Bass)氏は、日本経済の破たんに賭けているヘッジファンドマネージャーですからその方向での主張を行いドル/円500円はないだろうという言い方で大幅な円安を予想。

一方、日本経済は、少子高齢化によってデフレや経済衰退が起きたのではなく、デフレ予想(将来の物価下落)によって経済低迷が起きたというのがリフレ政策の論点です。そのデフレ予想を覆すために金融緩和をしている。

どちらの道が正しいのか2014年の為替相場に注目しましょう。

カイル氏は金を買う

そして、カイル氏は日本円がバブル化しており、経済危機により日本円の急落がありえる。その際には日本株も暴落するため、「日本円で金を買う」のが最も利益が出ると考えています。

日本の金相場は、為替が円安になると上昇します。

彼は、日本経済崩壊による金価格上昇とドル/円が円安になることでの上昇と両方で利益を得ようと考えているわけです。上手く二兎を追えるかどうか。

もっとも日本に住んでいる私達にとっては他人事ではありません。ハイパーインフレや大幅な円安の可能性は低いとは思いますがシナリオとしてゼロではありません。

資産分散の一手段として「金投資」を考えてみてもいいのではないでしょうか?