トランプ大統領の誕生で金価格は乱高下。来年は波乱の相場が来る?

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ドナルド・トランプ氏が、ついに米国大統領になりました。2016年7月にあの「マイケル・ムーア氏」が予想。日本でも木村太郎氏がクリントン氏の腐敗を断罪していたように、決して、予想できなかったことではありません。

とはいえ、私自身、トランプが勝つ可能性は、半分以下と思っていました。ヒラリー氏は女性票&白人以外の票をかなり取れると思っていました。

さて、トランプ大統領の誕生で、「戦争!世界の終り・米国から逃げ出す」なんて話が出ていますが、そこまで悲観的にならなくていいでしょう。実際、米ドル/円相場も戻していますし、何といっても金価格が落ち着いています。11月9日の朝は、、1280ドル弱だったNY金相場、トランプ優勢のニュースで上昇をはじめて1338.3ドルの高値を付けました。しかし、1273.5ドルまで下落して引けています。

●NY金価格の日足チャート:EVOCX

金相場の日足チャート

大きく上昇した後に下落。

ドナルド・トランプ大統領の誕生を予想したいたマイケル・ムーア

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まず、マイケル・ムーア氏の予想をハンフィントン・ポストから見ておきましょう。トランプ氏が大統領になる理由は5つ。トランプ大統領の誕生は、政治と国の大改造になると主張!

  • 1.中西部の票読み。
  • 2.怒れる白人、最後の抵抗。
  • 3.ヒラリー問題。
  • 4.意気消沈したサンダース支持者票。
  • 5. ジェシー・ベンチュラ効果。

ハンフィントンポスト

●中西部は、ヒラリー・クリントンがNAFTA(北米自由貿易協定)を指示したことに対して、トランプがメキシコの自動車に35%の関税をかけると発言したことで、共和党指示をした。EU離脱と同様の話。

●米国男性達の統治は終ろうとしている。黒人の元=バラク・オバマに8年間耐えた後は、威張り散らす女の元=ヒラリー・クリントンの元で4~8年間耐えるのか。その後は、ゲイ・トランスジェンダー・それとも・・・

●ヒラリー・クリントン。有権者の約70%がヒラリーを信用できないとしている!ほんとにヒラリーの不人気ったら・・・・。若い女性そして、その子供たちはヒラリーが嫌い。既存の政治権力そのもので、不誠実。ワクワクも熱狂も何もない。

●バーニー・サンダースの支持者は気落ちしている。若い人は、クリントン・ブッシュ時代に戻りたくない。副大統領は中道の白人男性。これまた、まったく、若い世代に共感できない人選。

●90年代、ミネソタ州知事にプロレスラーのジェシー・ベンチュラが選ばれた。病んだ政治体制に対する批判行動だった。

マイケル・ムーア氏は、トランプ大統領の誕生を阻止したい思いで、クリントン側に油断するなと警告を発しました。彼の思いは届かず。

また、木村太郎氏は、ヒラリー・クリントンの腐敗と嫌われていることを以前から公言。

ジャーナリストの木村太郎氏(78)。この日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜、8時)では「ヒラリー政治の腐敗ぶり」を紹介し、「今回の選挙はいやらしいオヤジか、腐敗した政治家か。この政治の腐敗をアメリカ人は許さない。ヒラリーさんは勝たしちゃいけないと思ってる」と断言。「好き嫌いではなく、選挙を予想すると、トランプが勝つだろうということ」と自信満々に言い切った木村氏。スポーツ報知

ジャーナリストの岩田太郎氏の記事。この通りなら、確信犯。

ヒラリー・クリントン前米国務長官が、2009年から2013年の在任中にわざわざ自宅地下室にメールサーバーを立ち上げ、自家製ドメインのメールアドレスを公務に使用していた問題は、保守・リベラルを問わず国民への説明責任を果たさない権力者の系譜の、氷山の一角だ。JAPAN-IN-DEPTH

ヒラリー・クリントン氏は敗北したため、水に落ちた犬のように、叩かれています。以前は、トランプ恐怖・クリントン礼賛だったマスコミの手のひら返しったら・・・米国人がここまで、ヒラリー氏を嫌っているという話はほとんど報道しなかったはず。

BBC:ヒラリー・クリントン、レンズの中の人生

多くのアメリカ人は、ただひたすら彼女は信用できないと言う。シカゴからホワイトハウスへ、そしていま再びホワイトハウスに戻ろうとしている人の、その足跡をたどる。ヒラリー・クリントンほどの経験値をもつ大統領候補は、ほかにほとんどいない。しかしそれでも有権者の多くは、ヒラリーが何のために戦ってきたのか、分からずにいる。

トランプ当選後の金価格

金価格をはじめとした金融市場は荒れ模様。

●GMOクリック証券のCFD:各市場の日足チャート

金融市場の動き

●NYダウ・ゴールド・米10年債・日経平均

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1.8%台だった米10年債利回りが、一気に2%を突破。これにより米ドル/円も円高から円安へと変化。

金融市場に恐怖を与えたトランプ大統領だったが、勝利演説の内容が落ち着いたものであり、ヒラリー氏をリスペクトし、米国を団結させる方向だったことが安心感を与えた。古代中国の前漢創設時に、皇帝となった劉邦が張良の進言で最も嫌っていた雍歯を候にすることで、皆の不安を鎮めたのと同じ効果。

私を支持しなかった方にも、私は手を差し伸べます。皆さんの支援、そして導きを求めます。一致団結して、この国を偉大な国にしていきましょう。トランプの勝利宣言演説:ハンフィントンポスト

同じく、ヒラリー・クリントン氏の敗北宣言。ブッシュ対アル・ゴアの時のような泥沼は避けられました。

(大統領という)最高で最も困難な『ガラスの天井』は打ち破れませんでした。しかし、いつか誰かが、私たち考えているよりも早く達成することでしょう」ハンフィントン・ポスト

トランプ氏の経済政策で波乱相場に?

トランプ氏の政策は、移民反対ばかりが取りざたされます。しかし、彼の政策は基本的にビジネスに有利な政策が多い。

  • 所得税の減税
  • 大幅な財政出動
  • 保護貿易で米国に雇用を取り戻す(これは危うい)
  • 軍備増強して強い米国に
  • 他国にも自国防衛の責任を負ってもらう
  • 他国の通貨安誘導に牽制

これにより、米国内の製造業賃金は上昇⇒インフレ予想。所得税減税と大幅な財政出動は財政政策は緩和傾向。

ポリシーミックス的に、財政緩和・通貨安→デフレ回避。金融政策は少々、利上げしても低金利のままだと思います。この内容から、米長期金利は大きく上昇しました。

軍事・外交面に関しては、まだまこれからです。必ずしも威圧的な大統領や政権が戦争を起こすとは限りません。優しい政権が戦争を引き起こす例は、ヒトラー台頭を許した英国のチェンバレン政権や部下に大盤振る舞いをした足利尊氏などがあります。

金価格の行く末は、長期金利と地政学リスクの二点。トランプ政権の誕生でしばらくは、ボラティリィの高い波乱相場になるでしょう。株や為替のトレーダーも金相場の状況や予想にご注意ください。