ゴールドの値下がりで中国の金需要増加:2013年の中国黄金協会データ

2013年4月に金価格が暴落したことで、アジアを中心に金の現物需要が盛り上がりました。

中国の金需要が大きく増加

中国黄金協会が7日公表したデータ

第1四半期、中国国内の金購入量は前年同期比25.6%増の320.54トン。

このうち装飾品としての購入量は16.3%増の178.59トン、ゴールド・バーの購入量は48.8%増の120.39トン、金貨は137.1%増の4.03トン、工業用は5.1%減の13.49トン、その他用途が16.4%減の4.04トンだった。財経網が伝えた。

金価格が下がると中国の需要が盛り上がるのはいまだ変わらず。暴落局面で金を安く買うチャンスと捉える考え方が強く、日本でも金現物の購入に地金商や商品先物取引会社に顧客が集まりました。

金価格のデータ

NY金は、1400ドル台での動きが続いています。

リアルタイムチャート

NY金6月限:1,468.60 –5.10
NY銀5月限:2,391.10 –1.60
NY白金7月限: 1,516.50 +11.60
NYパラジウム6月限:714.75 +16.50

2013年5月9日

SPDR信託金残高:1,054.18トン(4/19の1132.99より減少)
SPDR(金ETFのサイト)

東京金は、ドル/円の円安が進み、ついに100円台にのったことで高い。
4月限:4,725円 +49円 2013年5月10日:09:56

米国労働市場と金融緩和

米国景気を図る指標の雇用統計と新規失業保険申請数が良くなっています。

・新規失業保険申請件数(2013年5月9日):32万3000件←市場予想平均は33万4000件

・米国の4月非農業部門雇用者変化は16万5000人増加:予想は14万人増加(2013年5月3日)

米国のFRBは、労働市場の改善を金融緩和終了のポイントにしています。そのため、雇用統計の数値が良いと金融緩和の出口戦略が検討されるとマーケットが判断します。

金融緩和の出口戦略は、金価格の下落要因です。

●一方、豪中銀が利下げを行っています。豪中銀が政策金利を0.25%引き下げて2.75%に(2013年5月7日)

日銀の金融緩和や米国の労働市場改善で為替相場が円安ドル高に動いたために、日本国内の金価格は円安効果で上昇しています。

2013年5月9日に100円を突破して、10日には101円台まで円安が進みました。

金価格とドル/円チャート

赤線がドル/円の動き、オレンジ線がNY金の動き(GMOクリック証券の日足チャート)

オンラインの金取引サイト:ブリオンボールト

ブリオンボールト(オンラインの金取引サイト)が5月8日に様々なデータを公表しました。

・既存のユーザーは、30年来の価格の下げを見せた4月12日から16日までに、全体の1%を売却した。
・売却者の中の利益確定と損切りを行なったユーザーの比率はそれぞれ2対1。
・4月のブリオンボールトの顧客による金保有量は、0.8%減少し32.7トン。
・新規口座に入金された資金数は、2012年1月以来の高水準で、前年比85%増。また、今年3ヶ月の平均と比較すると42%増。
・ブリオンボールトの4月の金取引量、重量においては2011年12月以来の高水準。ドル建て評価額で前月比57%増。(ポンド建て54%増、ユーロ建て56%増)
出典:ブリオンボールト