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  1. 金地金やコイン
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金地金の刻印で真贋を判定:タングステンへのメッキや金張りにご注意!

まとまった金額を投資する場合、「金地金」が有力な方法です。その輝き、そのずっしりとした重みは、持った人に満足感を与えます。ただし、地金は高価ですから、その分、タングステン素材に金メッキをした贋作も出回っています。

金地金は、「金の延べ棒」とか「バー」と呼ばれることもあり、表面には、「商標(ブランド)」「「重量」「素材」「精錬・分析者マーク」「金塊番号」 が刻印。(刻印される内容は取扱会社によって異なります)

この刻印が品質を保証しています。そのため、金地金を購入するときは信頼のできる会社で購入してください。

金地金の刻印

金地金の刻印

金地金には、必ず刻印があります。また、1kgの地金は、1g=約5000円で計算すると500万円の価値を持つため、金メッキしたゴールドプレートなどにだまされないようにしましょう。

大きさは、田中貴金属によると1kgで、113×52×10mmと10cm強の大きさです。

タングステンに金メッキ

金製品に慣れていると、鉄や銅・鉛などと違う金特有の重さを手に持って感じる事もできます。しかし、ニセモノ作りに使われやすいのは、似た比重のタングステンに金メッキを貼ったニセモノ。ゆえに、重さだけに頼るのは危険です。

タングステンは、固い硬度・高い融点を持つ金属。金とほぼ同じ重さで、なんと鉄の2.5倍。金は、持った瞬間にずしりと重さを感じるため、鉄や銅といった金属でニセモノを作ってもすぐに判別できます。ところが、このタングステンはやっかいで、比重がほぼ同じなことから、重さで判断することができません。金メッキの場合、傷をつけて内部を見れば、判別できるとはいえ、高価な金製品に傷を付けられませんよね。

●金の比重 金やプラチナは重いので、鉄との比較はカンタン。

  • K24(純金):19.13~51
  • 鉄:7.85
  • タングステン:19.3
  • プラチナ:21.24~21.66

そのため、金の専門店では、X線分析装置で密度から判断する方法を用います。金のニセモノと詐欺事件

最初から金メッキの製品として作られた場合、金地金・装飾品ともに刻印があります。

金メッキや金張りの刻印

メッキや金張りの製品は、刻印を見ると判断可能。ただし、ニセモノの金メッキ製品に、純金の刻印を行う例もありますのでご注意ください。

・HGE (Hard Gold Electroplated):金メッキ
・GP(Gold Plated ):金メッキ
・GEP(Gold Electro Plated):金メッキ(電気メッキ)
・GF(Gold Filled):金張り
・RGP (Rolled Gold Plate):金張り
・GR(Gold Rolled) :金張り

金メッキは、金属に薄い金の膜を張る製品。そして、金張りは、芯の金属に対して金プレートを張ります。金メッキと金張りの違い(カサブランカ)

また、金には純度があり、K24は純金、K18(18金)は75%の金。もし。K18GPと刻印があれば18金のメッキ製品となります。

金地金の売買単位

購入できる金地金の量(売買単位)は取扱会社によって違いますが、多くの会社は最小売買単位を5gにしています。

例えば、貴金属商の田中貴金属の場合、5g、10g、20g、50g、100g、200g、300g、500g、1Kgの全9種類の金地金を用意。日本の硬貨が1円~500円まであって組み合わせて使うように、好きな重さを組み合わせて買うことができます。一般的に500g未満の金地金には、手数料がかかりますのでご注意ください。

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