金を現物(実物の資産)として、持つときに、金地金(ゴールドバー)と金貨(コイン)のどちらを選べば、お得なのでしょうか?
金地金は、純金(99.99%)が基本。そして、金貨には、地金型のメイプルリーフやウィーン・カンガルーに対して、やや純度の低いイーグルやクルーガーランドなど様々な種類があります。
現物資産として、金を持ちたい場合には、純度の高い方が売買しやすくて有利。そのため、金地金か純金の金貨(24k)を選ぶのがいいでしょう。
価格面を重視するなら金地金が有利。
純度の高い金地金と金貨を比較する場合、デザイン性と価格が大事な要素。金貨は、デザインが精巧で美しい。それに対して、金地金の方は、金そのものの美しさはあるものの、デザインは普通。ということで、デザイン面は、金貨に軍配が上がります。
●金貨と地金は、サイズが違いますので、1gあたりの価格に直してみます。
金貨と地金の価格は、田中貴金属。2019年3月1日 小売価格は消費税&手数料込
この価格表を見ると、全体的に地金の方が割安なことがわかりますね。ただし、5gサイズの金地金は割高で、5gを買うくらいなら、1/4オンスや1/2オンスの金貨や10gの金地金を買えるまで、我慢した方がお得です。
金は、サイズが大きい方が有利
金貨・金地金ともに、サイズが大きい方が有利。最も有利な1kgの金地金だと、商品先物会社の第一商品が最も割安。5gの地金を田中貴金属で買うと、1g5,976円かかるのに対して、1kgを第一商品で買うと5,078円と1グラムあたり約900円の価格差が生じます。
第一商品だと、金を安く買える方法もお読みください。
金地金は、金貨より安く買える
金貨は、少額購入&デザインの美しさが特徴。どなたかにプレゼントする場合、金地金だと現金をそのまま渡すのに近い感覚で、ちょっと抵抗を感じます。その点、金貨だと、デザインが良いことから、気楽に受け取れる&喜んでくれやすいでしょう。
金地金を保管するのに、かさばって保管しにくいという声も聞きますが、同じ金額であれば、重さはさして変わりません。
第一商品様に聞いたところ、保管場所としては、銀行の貸し金庫と自宅の金庫が多いとのこと。きちんと鍵やセキュリティに配慮することが肝心。
現物の金を買う場合、金貨と金地金、どちらがお得かという話。1gあたりの金額で比較すると全体的には、金地金がお得。また。サイズが大きい方が割安なので、小さいサイズを何度も買うよりも、大きいサイズを購入する方がお得といえます。
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