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  1. ファンダメンタル及び中銀
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新型コロナバブルで生じている資産インフレとじわる金利上昇

新型コロナウイルスによるパンデミックは、財政出動&量的緩和という金余りを生み出しました。史上でもまれに見るバブルを生み出してしまいそうです。砂上の楼閣的な危うさから、株高・金高というトレンドは、いつまで続くのでしょうか。

●金・銀・株価の日足チャート:2020年6月5日 GMOクリック証券のCFD

コロナバブルによる株価上昇

コロナウイルスで、甚大な被害が出ているブラジル株まで上昇。人種問題も浮上している米株も上昇と、ファンダメンタルから乖離した株価の上昇。

実体経済とかけ離れた株価上昇:コロナバブル

ここまで、株価が上がっている理由は、シンプル。財政健全化などそっちのけで、財政出動&量的緩和を行っているからです。金融市場では、ロイターなどがコロナバブルと呼んでいます。

大量のお金を市場にばらまいたことで、お金が余っています。一方、コロナ後の世界は、十分に需要が回復していません。そのため、行き場を失ったお金が、株式やゴールドに流れ込んでいるのです。実際、バルチック海運指数などは、まだ、回復していません。

コロナバブルによるMMTで、株価上昇

結局、議論はされていたものの、副作用が大きくて、実現しにくいと考えられていたMMT理論が始まったと考えていいと思います。今井雅人氏も、MMTを実行すれば、次の危機時にも、同じくバラマキをしなければいけないと指摘しています。金融市場が崩れそうになれば、元の木阿弥にしないためにも、バラマキをするだろうということですね。

なぜなら今、世界中で実質的な「MMT(現代貨幣理論)」の社会実験をしているからです。 「MMT」というのは、とても簡単に言えば、自国通貨で借金ができる国は、どれだけ借金をしても中央銀行がお金を刷って埋めてしまえば問題ないという、ちょっと今までの常識ではあり得ないようなことを言っている理論です。 この理論には、そんなバラ色な話があるか! と否定する意見が非常に多かったのですが、今回のコロナ対策で、世界各国は大量の財政出動をして、景気を支えるということをしています。ザイ:コロナバブル

MMTが成功すれば、それこそ、税金なんていりません。いくらでも財政出動しすればいいのです。でも、そんなことが永遠に続くのでしょうか。通貨制度の崩壊をはじめとした痛烈なしっぺ返しを食らうのではないかという考えから、ゴールドだけでなく、シルバーの買いにもつながっているのだと思います。

●米10年債と株価

株価上昇と金利上昇

じわりと米10年金利は上昇。実体経済が悪化している中、金利上昇に株価は耐えられるのでしょうか。そうなると、金利を抑えるために、中央銀行が、出動することになります。いつまでも、それを繰り返して、本当に大丈夫かと心配になります。金利上昇・株価上昇の最中、金は上がりにくいはず。それでも、上昇しているのは、金融市場の危険を知らせるカナリアだから。

今の状況は、1968年に似ているという意見もありました。ニューヨークのヘッジファンドで働くBig Daddy氏の分析です。1968年は、キング牧師の暗殺・ベトナム戦争の激化やニクソン大統領の大統領選挙の年。そして、香港風邪によるパンデミック。

そして、この年は香港風邪(H3N2)がパンデミックを起こし、10万人の米国人の命を奪ったことも忘れてはいけない。では、1968年のマーケットはどう動いたか。
この年は1月から3月にかけてS&Pは9%下落した。しかし、その後、市場は底値から24%もラリーし、結局その年は+7.6%で引けたのだ。1968年との相似

人々と経済が傷つきながら、株式が上昇するというのは、不幸な組み合わせ。資産格差の広がりによる社会不安も心配な情勢です。

逆に、マーク・ファーバー氏は、資産インフレの終わりを指摘しています。

1980年から、40年続いた資産インフレが終わりを迎えるかもしれないと指摘。新興国市場は、2015年にピークをつけてから、弱気相場に入っている。そして、彼が、興味を持っているのは、貴金属市場。年金基金は、何十万ドルものFAANG株を保有しているのに、金を1%も保有していないとの説明。

もし、世界的な年金基金達が、資産インフレや通貨危機を警戒して、金を保有するようになれば、金価格は、大幅に上昇することになるでしょう。

これまで、株式市場が、上昇する資産インフレ時には、金価格が下落するのがセオリーでした。しかし、新型コロナ後に、起きているのは、緩和マネーによる過剰流動性による株買い。いつ終わるかわからない舞踏会へのリスクヘッジで、金も買われています。

資産インフレについてツイッターでの声

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