負債バブルと資産バブルの両方が崩壊する可能性。
新型コロナウイルスの影響で、資産バブルが起きているのではないかと考えられている資産市場。この崩壊は、逃げられない罠＝ハンニバルトラップにかかっているというゼロヘッジの記事をご紹介します。NYダウとゴールドの比率から見ても、株式市場は、大幅な下落に見舞われるだろうという予想です。
資産市場のリスク＝ハンニバルトラップ
新型コロナの影響で、ビリオネアの資産は、大幅に上昇しています。これは、持続可能な世界なのでしょうか。
- 世界の金融資産総額は、1990年の80兆ドルから225兆ドルへと3倍の増加：181％
- 世界の負債は、1990年の80兆ドルから277兆ドルまで3倍に増加。：246％
ゼロヘッジによるハンニバルトラップの記事骨子です。
世界の金融資産が増えたのは、信用創造と貨幣の増加によって、資産価格が上がっただけ。お金を印刷しただけということになります。
そのため、今後、数年のうちに、通貨の全面的な下げがありえる可能性が指摘されています。すでに、米ドルの下げは、起こりつつあり、暗号資産や金価格の上昇は、それを裏付けています。問題が明らかになりにくいのは、米ドルだけでなく、他の通貨も印刷されまくって価値を下げているからです。
どこかで、この負債バブルが、破裂する可能性は大きいと思います。
株式市場の上昇に伴い、富豪たちの資産は、大幅に増加。一般大衆との格差は、ますます広がっています。
英紙ガーディアンによると、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、ウォーレン・バゲット、ラリー・エリソンの富豪5人は、新型ウイルスが猛威を振るった3月18日から6月17日の間に、保有資産を合計1017億ドル（約10兆8000億円）増加させた。フォーブス
ハンニバルトラップ
そして、株式市場の大暴落。ハンニバルが、イタリアローマ郡を追い詰めたように、株式市場から逃げられなくなるリスクが存在します。
アマゾンの株価収益率は、90を超え、マイクロスととフェイスブックは、30台。テスラは、驚きの1,100！
2006年から始まった金融危機以降に作られた150兆ドルの負債。これが、投資家に届き、資産市場に投資されました。ダウは、実質的に97％下落する可能性あり。
NYダウとゴールドの比率
NYダウとゴールドの比率は、15．1980年は、1対1。この比率の目標は、0.5対1。
過去、1929年から1932年までに、NYダウが90％下落し、回復に25年かかったことを考えるとありえる話。
歴史的に、金だけが、本当の意味での価値を保持している。
来たるべき、通貨の崩壊に備えて、銀行システムの外側で、現物の金と銀を保有することがもっとも正しい道。
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