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バイデン政権によるフーシ派テロ解除から、中東の戦乱深まる事態に!!

バイデン政権となり、イエメン内戦が激化しつつある様子。中東の地政学リスク悪化により、原油が上昇。金価格も上昇する可能性があります。

中東は、サウジアラビア・イラン・イスラエルと3つの地域大国が覇権を争っており、常に争いが起きている地域。2019年にもドローンによる攻撃で、石油価格が大きく上昇する事件がありました。

バイデン政権は、イスラエルやサウジアラビアと少し距離を置く立場になっていることから、中東の争いが過激化する可能性があります。

イエメンのフーシ派が、サウジアラビアを攻撃す!

●金と原油のCFDチャート日足 2021年2月15日 GMOクリック証券

金と原油のスポット

フーシ派とサウジ側の争い激化を受けて、原油価格は上昇。一方、金価格の反応は弱い。有事の金買いよりも株やビットコインを買う動きに押されている感じあり。

 

イランが、フーシ派を支援していることから、サウジとイランの代理戦争の役割もあり。

トランプ政権からバイデン政権に変わったことで、フーシ派をテロ組織から解除。わずか一ヶ月でのテロ解除と朝令暮改状態。

トランプ前政権は政権交代の前日となる1月19日付でフーシ派を海外のテロリスト組織に指定。国際社会は和平協議や人道支援活動に悪影響を及ぼす可能性があるとしてこの決定を批判していた。国務省当局者は前政権の決定について「国連や人道支援団体が世界で最悪の人道危機をさらに悪化させると明言していた」とし、指定解除の理由を「前政権の決定がもたらす人道上の結果を考慮した」と説明。指定解除は、フーシ派やメンバーの「非難に値する行為」に対する米政府の見解を示すものではないと強調した。ロイター

イエメン内戦は、三つ巴状態で、テロ組織指定は、民間への被害を増やす側面もあって、政治的な判断が難しいのは理解できます。

イスラエルはシリアを空爆

イスラエルも、バイデン政権に変わったことで、周囲への圧力を増している状態。

バイデン政権は、イスラエルとイランをどのように扱うのか?

イスラエルは、米国バイデン政権の出方を見ている。というか圧力をかけている。トランプ政権は、イスラエルにいるシオニスト系イスラエルの味方でした。バイデン政権は、グローバリスト系ユダヤ人の味方をしそうですから、イスラエルとの関係をどうするのでしょうか。

中東の地政学リスクからは、目を離せません。金価格や石油価格が上昇する可能性がありますので、しっかりと見ておきましょう。

第二次大戦前、融和主義を取った英チェンバレン首相。結局、話し合いで解決せずに、世界大戦となりました。後のチャーチル首相は、「平和主義者が戦争を起こす」「止められた戦争だった」と語っています。平和・理想主義を掲げるバイデン政権は、中東での戦争を止められるのでしょうか。

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