ウクライナ国境にロシア軍が集結しており、2022年1月に、ロシアが侵攻する可能性が高まっています。エネルギー価格が高騰し、ロシアの天然ガスに頼るところの多い欧州諸国は難しい決断と交渉を迫られることになりますね。
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ロシアのウクライナ侵攻について
実際に侵攻が行われ、紛争が長期化。エネルギー資源にダメージを受ければ、インフレがヒートアップする可能性があります。金価格の上昇要因にもなりそうなところです。有事の金と米ドルが発動されるかどうか。
また、ベラルーシのルカシェンコ政権は、ポーランド国境で移民危機を引き起こしています。ベラルーシ、ウクライナとロシア周辺国での外交・軍事関係は、ゴールド業界にも大きな影響を与えるでしょう。
ブリンケン米国務長官は、ロシアに厳しい警告。
ロシアは、ウクライナのNATO加盟をレッドライン化
しかし、ロシア側は、ウクライナがNATOに加盟することは、越えてはならない一線としており、ここをウクライナ及びNATO側が断念するかどうかが重要なライン。
ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は「越えてはならない一線だ」とし、その可能性が取りざたされていることに不快感を示した。ラジオ番組で述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟への前段階である加盟行動計画(MAP)を巡り、バイデン米大統領からの明確な答えを望んでいると述べていた。一方バイデン大統領は、ウクライナが加盟するためには、汚職を根絶するほか、基準を満たす必要があるとした。ペスコフ報道官は、ウクライナのNATO加盟は「われわれにとってレッドラインだ」とし、ロシア政府は状況を注意深く見守っていると述べた。ウクライナのNATO加盟
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、ヨーロッパの悲惨な安全保障状況を解決する唯一の方法は、ロシアとNATOが同盟の東方拡大を防ぐ長期協定を結ぶことであると述べました。タス通信が報じています。協定締結で手間取ればロシアの思う壺に成るのだと思います。
— bellbelo99 (@bellbelo99) December 4, 2021
プーチン発言の全文がクレムリンのサイトに載っていた。これによるとプーチンの発言は、NATO東方不拡大とロシアを脅かす兵器システムのロシア近傍への非配備を保障することを米欧と話し合いたい、ということか。https://t.co/uPJXV9RMTq
— ユーリィ・イズムィコ (@OKB1917) December 1, 2021
ウクライナ独立時は、中立を守るというポリシー
ウクライナが独立したときは、中立を守るというポリシーでした。これを守るならNATO加盟はできませんね。
ウクライナ独立時の主権宣言:ウクライナは主権宣言(1990年7月16日最高会議採択)で「将来において軍事ブロックに属さない中立国となり,核兵器を使用せず,生産せず,保有しないという非核三原則を堅持する国家」となることを明らかにすると共にその軍事ドクトリン(1993年10月19日発効,2004年6月改訂)において,ウクライナ軍の主たる任務を国家防衛と規定している。ウクライナ概観 (2011年10月現在)
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。ウクライナ情勢。ウクライナを巡るロシア軍の動きを注視。今年10月ウクライナ国境に9万人規模のロシア軍部隊を展開。黒海に派遣されたアメリカ軍の駆逐艦に対しても軍事訓練で対峙。ウクライナ、ベラルーシ、黒海を巡り欧米諸国とロシアの強硬な外交姿勢。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) November 30, 2021
ロシアがウクライナに侵攻した場合、米国は「ウクライナの主権と領土保全に関与」と表明していることから、米軍を派遣する可能性がある。北京はこの米軍の関心の分散をチャンスと捉えて、台湾への軍事的威圧・行動のリスクが高まるという見方もできる。
— 佐々木 れな/ Rena Sasaki (@rena_in_dc) November 26, 2021
アメリカの情報機関によると、ロシア軍は100個大隊戦術グループ、17万5000人の兵力を集結させ、来年初めにウクライナに侵攻する計画を進めているとのこと。 https://t.co/XchUy06bko
— mssn65 (@jpg2t785) December 4, 2021
NATOは、ウクライナを守るのか?
ロシアがウクライナに侵攻しても、NATOは動かない??ウクライナ側は、NATOと協力して、ロシアに対抗する姿勢を打ち出していますが、ホントに大丈夫?
欧州の軍事外交戦略・戦術は、どうも危うい。
ロシアとしては、ウクライナがNATOに加盟すれば、国の安全が脅かされる。金投資で大事な地政学リスクが高まる状態。これは、絶対に許容できない。それに対して、ウクライナとNATOに、どれほどの覚悟があるのか。
ロシアがウクライナに侵攻した場合、北大西洋条約機構(NATO)の集団的自衛権は発動されないとNATO事務局長が発言。
あくまでパートナーであり加盟国ではないと。 https://t.co/NBZxRqKSFf
— mssn65 (@jpg2t785) November 28, 2021
米、露軍結集に警告 外相会談でウクライナめぐり https://t.co/2QrYSVvgUI
露軍がウクライナ国境付近に部隊を展開して緊張が高まる中、ブリンケン氏は「対決を決意するなら深刻な結果を招く」とラブロフ氏に伝え、ウクライナに侵攻すればロシアは制裁を受けると警告、部隊の引き揚げを要求した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 3, 2021
ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアとウクライナが戦争に突入した場合は「傍観者に留まらない」と発言。
ウクライナ側が発表したロシア軍の侵攻予想図でも、ベラルーシからロシア空挺軍が侵入すると書かれていましたが…。 https://t.co/Tl56iybl5l
— mssn65 (@jpg2t785) November 29, 2021
ロシアがウクライナに対する重要な攻撃的な動きを計画しているという証拠が増えています。 この計画には、ウクライナを内部から不安定化させる取り組みと大規模な軍事作戦が含まれています。 ロシアが許可され、罰せられない場合、東南アジアで力による現状の次の変化が起こる可能性があります。 pic.twitter.com/yV49GpTxf8
— セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使 (@KorsunskySergiy) December 3, 2021
ウクライナのNATO加盟希望を、バイデン大統領は個人的に支持とも。しかし西欧との緩衝地帯のウクライナがNATOに入ってしまえば、ロシアは国を守るため、ますます中国と結託せざるを得ない。バイデン大統領、本当の敵はロシアでなく中国です!https://t.co/ZR4tsDBY4N
— 釈 量子 (@shakuryoko) November 27, 2021
#ウクライナ🇺🇦https://t.co/wu1qP9hLKh
から続く— abyss (@umi51771815) October 21, 2021
2014年のウクライナ情勢時の金価格
金価格が1311ドルと急騰中。ウクライナ情勢でNatoの「ウクライナが襲撃される(Ukraine incursion)」懸念が米国東部時間8時に報道され、トロイオンスあたり20ドル上昇している模様です。 pic.twitter.com/yCFzz6rPBE
— Gold.BullionVault.jp (@BullionVaultjp) August 7, 2014
昨日は、週末のウクライナのクリミア自治共和国におけるロシア帰属を問う住民投票の結果を受けて、プーチン大統領が同自治共和国を主権国家として承認する法令に署名したことから、前週の流れを受けて金価格は1390ドル近い水準まで上昇した後、利益確定などの売りで押し戻されることとなりました。
— Gold.BullionVault.jp (@BullionVaultjp) March 18, 2014
ロシアは、ロシア語を話す地域の独立を承認。さて、ウクライナの首都キエフをはじめ、ウクライナ語圏への侵攻を行うでしょうか
こちらはウクライナの言語図。青いのはウクライナ語を話す人たち、赤いのはロシア語。プーチンの今までの作戦はロシア語を話す地域を独立させロシア人を保護するという名目で進軍することでした。地元の人はロシア歓迎なので大きな戦争になっていない。ウクライナ語の地域に侵攻するとそうはいきません pic.twitter.com/WbCC8FHbNr
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) February 22, 2022
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