先日の金先物の売り手は、SWF(政府系ファンド)だったとのニュース。
目次
60億ドル相当の金売却?
売却額は、なんと、60億ドル相当と聞きました。あと、先週、GSが金の売り推奨リポートを出していたので、GSの顧客も売ったのではないかとのことです。
金相場下落により中央銀行の金準備の価値は5600億ドル(約55兆円)失われた。(ブルームバーグ)
また、投資家として有名なジム・ロジャーズ(経歴や考え方)が、先週末からの金暴落についてコメントしています。
彼は、ジョージ・ソロス氏とクォンタム・ファンドを設立して大きな利益を上げたことと中国の台頭および商品価格の上昇を予測したことで有名になった人物。
ジム・ロジャーズ:金価格の調整について発言
・売りがクライマックスに達すれば、金の購入を再開。
・まだ十分に下げていないのではないか 。
・今後金価格は、10年間上昇する 。
【ブルームバーグ】 2013年4月15日
ジム・ロジャーズ氏は、日本株に強気な見通しを持っているとともに、商品先物相場にも強気傾向です。
ただし、金相場に対しては、最近、弱気基調でした。どのあたりが、彼の言う調整局面・十分に下げたラインでしょうか?ジム・ロジャース氏の過去に発言した内容を見ると分かるかもせれません?
2013年3月5日:ジム・ロジャーズ
ジム・ロジャーズ氏北朝鮮発行の金貨を購入「将来のある時点で、北朝鮮は国家として存在しなくなるだろう。そうなれば、これらコインの価値は上昇するだろう」
「日本は数年後、バブル状態を目にするかもしれない」としている。同氏は日本株を売るつもりはなく、「チャンスがあれば、買い増しする」と述べた。
2012年1月3日:ジム・ロジャース
私の考えでは、金は1オンス1200─1300ドルまで下落する可能性がある。11年連続で上昇しており、これは金融資産としては異例のことだ。調整の時期に来ている。
2011年8月3日:ジム・ロジャース
豊島 逸夫氏との対談で、金価格の予測で1オンス当たり2000ドルを示唆。あと数十年内に2000ドルまでいく可能性がある。ただし、それは2020~2025年頃の話で今すぐではないと発言。