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中国、複数の銀行が預金凍結。河南省の禹州新民生村鎮銀行など複数が対象!

中国での預金引き出し停止。世界第二位の経済大国ですら、これが起きてしまいました。銀行預金は、あくまでも企業活動の一つ。そして、預金者から預かったお金を運用に回すのが大前提。

中国の銀行が預金引き出し停止

預金引き出し停止となった河南省の銀行名は、以下の通り。12億元で収まればいいのですが、これからも同様の事態が生じることがリスクとして指摘されています。

河南省の預金凍結を行った銀行名

ロイターの2022年4月30日の記事。

  • 禹州新民生村鎮銀行
  • 上蔡惠民村鎮銀行
  • 柘城黄淮村鎮銀行

中国中部・河南省の3銀行が少なくとも12億元(1億7755万ドル)の預金を凍結し、その理由や期間についてほとんど情報を提供していないことが分かった。企業は給与を支払うことができず、個人も途方に暮れている。複数の預金者がロイターに明らかにした。

禹州新民生村鎮銀行、上蔡惠民村鎮銀行、柘城黄淮村鎮銀行は4月18日に全預金を凍結。3行とも顧客には内部システム更新中と伝えている。各行はそれ以来、この件に関して何の連絡も預金者にしていないという。

当然、運用に失敗することもあります。100億円預かって、不動産や債券・株式投資の結果、マイナスになりました。ということは、預金者がお金を引き出したくてもお金が足りないということですよね。無い袖は振れません。しかも、特定の銀行単独で、運用に失敗するのなら問題は小さい。政府や他の銀行が救えば、それで済む話。

そこが、金投資との違いですね。ゴールドの場合、顧客が購入した金を運用するわけではありません。あくまでも、お客様が購入した金は、預かりもの。顧客も、ゴールドで運用することを期待しておらず。預けた金1kgは、増えも減りもしません。例外は、金担保証券(SKR)を使った錬金術。

そして、中国の預金封鎖・引き出し停止の問題は、リーマン・ショックや現在のパンデミック不況のように、業界全体や不動産バブルの崩壊。この場合、なかなか対応が難しくなります。

中国の不動産価格が低下

◆中国住宅価格指数:前年比

  • 2022年6月:-0.5%
  • 2022年5月:-0.1%

中国の住宅価格指数は、前年比で値下がり。これは、大きい。不動産の値上がり神話は崩れたと言えるかもしれません。こうなると値上がりするものとして、無理なローンを組んだ人達は、売却もできず、ローンも払えず。それが、また、不動産価格の下落を呼ぶという負のスパイラル。

エミン・ユルマズ氏は、中国式バブル崩壊と。戦車部隊を投入するとは・・・これはえげつない。

ここまで、中国の不動産市況が悪化すると、銀行預金もダメ。不動産もダメ。ということで、金投資に脚光浴びる要素があると思います。

仮想通貨も禁止されており、デジタル人民元と金投資の2つが、中国人の投資先(?)。デジタル人民元は投資先とは違いますからね。

金投資専門家の豊島氏も、中国の金投資好きを指摘してくれています。

仮想通貨も人気だったが禁止されている。デジタル人民元の実験は開始されている。それからネットでの金売買も一般化している。筆者は実際に現場で指導にあたってきたわけだが、ビックリするのは販売計画の桁が違うこと。何せ人口14億人の殆どは文化的金選好度が高い。大手行は3億、4億の規模で個人口座を抱える。それゆえ筆者が日本で馴染んだ販売量の数字より少なくとも一桁多い数値目標が並ぶ。純金積立の口座数、一行で目標1千万と設定されても「控えめの数字」とされる。中国の金需要について

米ドル高の影響で、NY金価格は、1700ドル前後に下落しています。しかし、日本円安の影響で、国内金価格は、高値維持ですからね。

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