ついに、米ドル/円は、145円に到達。日米金利差が開いたまま。さらに、欧州の利上げもあって、日本円がどんどん安くなっています。円で資産を持っていては、苦しくなります。そのため、本サイトでは、金投資で資産を守ることを書いてきました。実際、円安が進んだため、東京金価格は上昇していますからね。
そして、保有している円資産の価値は、減少していく一方、そう、海外旅行や海外からの輸入品は、どんどん値上がりしています。値上がりの代表が、iPhone14。スマートフォンが高級機になってしまえば、日本のIT産業はどうなってしまうのか心配です。
145円に到達し、日本円の資産や購買力が目減り中
◆ iPhone14
数時間前に発表されました。注目された日本での価格をピックアップ。単純比較はできませんが1年前の近いモデルでみると2~4万円ほど上昇。🇺🇸のドル価格はiPhone13からの据え置きが多く、円安が響いたかたちです。最上位機種(Pro MAX 1TB)は約24万円と立派なパソコンのようなお値段です pic.twitter.com/DJOOI79IXJ— 後藤達也 (@goto_finance) September 7, 2022
●米ドル/円の月足チャート:アイネットFX 2022年9月12日
この2年間のインフレ&円安は凄まじい。2021年1月の102.589円が2022年9月に145円と40円の円安進行。
つまり、1年で、2割以上も資産が減っているということ。しかも、今の水準で止まるかどうかわかりません。そのため、資産配分を金投資や外貨に振り分けるのが重要になるわけです。ポートフォリオ:金投資の配分
ドル円が140円を超えました。円安はもう必然と日銀とFRBの政策が180度反対になったときに書きました。一年で110円から140円に円は30円と20%以上も下落。紙切れとは言わないけど、自分の財産がたった一年で2割目減りしていると日本人が感じるのはこれからでしょうね。外貨やゴールドをもつ意味はここ。 pic.twitter.com/EEQupH8ymt
— Bruce Ikemizu (@BruceIkeGold) September 1, 2022
東京&NY金価格の動き:2022年9月
●NY金の日足チャート:2022年9月12日:2000ドルを超える場面あり。しかし、インフレ退治をFRBが表明しており、金融引締=利上げの影響で、1800ドルを割れて下落。1700ドルをキープできるか。このサポートラインは重要。
TradingView提供のGOLDSPOTチャート
●東京金の日足チャート
さて、東京金価格は、金価格の上昇と円安。2つの要素の影響を受けており上昇トレンド。
直近は、横ばいのレンジ相場になっていますから、8000円を超えて上昇していくかがポイント。上下にレジスタンスとサポートがある形。
TradingView提供のGOLDSPOTチャート
ゴールドをポートフォリオに加えていれば、日本円の円安で資産が目減りした分を金価格の上昇で補うことができました。これが、金投資の持つメリットです。ウクライナ危機・西側とロシア&中国の分断と危うい情勢が続く中、金投資は、十分に資産の避難先の役割を果たしています。
ホワイトハウス佐藤氏の意見:円建て金が史上最高値を付けた理由について解説してくれています。
世界的には金はドル建てで値が付けられ、他の通貨建て金相場は為替の動きに影響を受けることからも、その国の通貨安はその通貨建てでの金価格の上昇を引き起こすこととなります。~そこで、今後も米国と日本の中央銀行による金融政策の違いから、そしてエネルギー価格等の高騰による貿易収支の悪化で日本円の価値が相対的に下がる可能性が高いと考えるのであれば、金の購入を検討する時期であるとも言えるのではないでしょうか。ブリオンボールト
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