2021年4月の金相場は、3月の弱気からのリバウンドで上昇しました。
それでは、5月の金価格は、どう動くのでしょうか?シーキングアルファの記事からご紹介いたします。
- 4月は、弱気トレンドの強気相場。
- 5月に向かう中で、ショートボジションが有利
5月は、63%の確率で、金価格が下がる
5月は、金ETFにとって、最悪の月になる傾向がある。
◆金CFDチャートの日足
実質金利と金価格
基本、実質金利が上昇すれば、金価格が下がるというセオリーは、過去にもお伝えした通りの話です。
そして、この実質金利は、昨年の8月最低レベルに達するとともに、金価格も最高値を付けました。
今後、実質金利が上昇していけば、逆相関となる金は、下向きの圧力を受けることになります。
金は、インフレヘッジにならない。
金は、インフレに対するヘッジとして有用という意見が根強いものの、一概には、そう言い切れません。インフレ時、他の資産が上昇すれば、金価格は下落することが多いのです。
- 低インフレ・資産インフレ=金価格下落
- 高インフレ・資産デフレ=金価格上昇
インフレヘッジの金とは言いますが、
本当にインフレ時に強いのか。
徹底検証しました。https://t.co/bJZaAacJiX解説:エモリファンドマネジメント代表
江守哲氏@tetsu_emori◆ デフレからインフレ移行期のリターン
◆ 米コアCPIと金価格および主要指標
◆金価格と米CPIの関係
◆米コアCPIの関係 pic.twitter.com/YSVQoI17xk— 大橋ひろこ (@hirokoFR) April 29, 2021
なぜなら、インフレが強まれば、FRBが金利を引き上げて、金価格は下がるという話。
しかも、現在、ビットコインをはじめとした暗号資産が登場。インフレの間、金は、下落し、ビットコインが上昇。ビットコインが上昇していけば、金価格は下落する傾向にあります。
匿名性の強いビットコインは、金の代替品として、買われており、金のライバルになりました。
ビットコインがなければ、金は1,780ドルではなく2,300ドルで取引されているはずだった。金、銅、債券の関係から。
>Gold price at $2,300 if not for bitcoin – Bloomberg Intelligence https://t.co/2EdZvNHhOM— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) April 30, 2021
世界の金需要、第1四半期は13年ぶり低水準付近 投資家の売りで https://t.co/Rcm9c4BjfO
— ロイター (@ReutersJapan) April 30, 2021
ニューモント(金の生産と探鉱)が大きく下げています(-4.17%)。コロナウイルス感染者数の再増大で、南米とカナダでの操業に悪影響となっていることが報道されています。ニューモントは、S&P500指数に属する唯一の金鉱株です。 pic.twitter.com/YUIWqg5sBf
— T.Kamada (@Kamada3) April 29, 2021
金ETFの売りが続いており、価格を押し下げる要因になっている
WGCからQ1の金需給データがでたが、ひたすらETF問題だよ。
加工需要は19年比で-17%の595.4トンまで回復、公的部門も95.5トンと100トン接近。現物投資は339.5トンと寧ろ強気だが、ETFが2四半期連続で売却超過の-177.9トン。 pic.twitter.com/OiRZOMrMD1
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) April 29, 2021
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