リアルタイムの金価格や予想・金投資のノウハウを紹介します。世界で人気の純金積立や投資信託の方法。さらに、今後の見通しを徹底的に解説いたします。

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金価格は約33年ぶりの暴落:FOMC議事録で米国の出口戦略(QE終了)を見越して

ニューヨークの金価格は、さらに暴落が進みました。(2013年4月15日)

1983年以来の暴落となっています。金先物6月限は前週末比9.3%安の1オンス=1361.10ドルで終了

2013年4月の金価格が暴落した理由

●金価格チャート

金の暴落

先週末から強烈な下げを見せています。

・中国の景気鈍化(国内総生産:GDP)の伸びが鈍化
・テクニカルのサポートラインを破る
・金融緩和の資金が株式等に流れ込んでいる
・キプロス中銀や南欧州諸国の金売却
・米の金融緩和は出口戦略を模索。実際の量的緩和終了2013年12月

実際の量的緩和(QE3)は、2014年1月から、9ヶ月かけて、国債とMBSの購入額を減らすテーパリングを行い、2014年10月末に終了しました。

金の需要は、中国・インドで大きいため、景気鈍化は心配なところです。

そろそろ危ないと思っていたところに複数の要因が重なったというところでしょうか。

金価格暴落の情報

時系列で金情報を整理すると以下のようになります。中国の指標発表前から暴落は始まっています。

中国要因よりもキプロスの金売却ニュースとそれに続く国があるか?ということが大きな要因になっています。

金価格の見通しを引き下げ(4月12日)
金価格の大幅下落:テクニカルのサポートを割り込む(4月12日)
中国のGDP伸び率7.7%:(4月15日)
金相場暴落のニュース(4月15日)
・ボストンマラソンで爆弾(4月15日)

金価格の変動要因

FOMC議事録でのQE3終了の考え方

QE3の終了について、3月開催のFOMC議事録が、4/10に公表。

ここで、バーナンキ・イエレンを中心に、2013年中頃からQE3の縮小をスタートすべしとの見方が多数派になりつつあることが分かりました。

失業率や労働参加率・雇用者数が増加しつつあるため、これ以上、QE3を続けるのではなく、そろそろ出口戦略にということが、金相場の暴落を呼び込んだきっかけの一つです。

これまで、金市場は、2014年から2015年に出口戦略発動という見方が主流でした。そのため、金の上昇も続いていたのです。ヘッジファンドのポールソン&カンパニーが金ETFを買う理由も量的緩和に対するヘッジ。これがなくなれば、金投資の買い需要が減ることになりますから、金価格も安くなります。

金利を生まない金は、ゼロ金利だから買われ、さらに、量的緩和の「コスト」として懸念されるインフレに対するヘッジとして買われてきた面が強い。事実、大手ヘッジファンドのポールソン&カンパニーは93トンもの金ETFの大量保有を続けているが、その理由は「量的緩和政策の副作用に対するヘッジ」と記者会見の席でも説明してきた。日経新聞:金価格下落の要因

過去20年間の金価格推移

2000年代に入ってからの急激な上昇がチャートを見ると一目瞭然です。また、今回の暴落の大きさもわかりますね。

Gold Chart

サンフランシスコでヘッジファンドを運営するジョン・バーバンク氏:金価格の暴落を予期しない出来事。中央銀行が金融緩和政策を進める中、インフレ率が上昇するとみていた複数のヘッジファンドが打撃を受けたと発言。

金の値下がりリスクを商品先物取引の「売り」でリスクヘッジする方法

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